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令和 4年 9月29日文教委員会−09月29日-01号
令和 4年 9月29日建設委員会-09月29日-01号

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  1. 足立区議会 2022-09-29
    令和 4年 9月29日文教委員会−09月29日-01号


    取得元: 足立区議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-16
    令和 4年 9月29日文教委員会−09月29日-01号令和 4年 9月29日文教委員会       午後1時28分開会 ○ただ太郎 委員長  皆さんこんにちは。皆様おそろいのようですので、ただいまより文教委員会を開会いたします。 ○ただ太郎 委員長  まず、記録署名員の指名をさせていただきます。  水野委員、はたの委員、よろしくお願いいたします。 ○ただ太郎 委員長  次に、議案の審査に移ります。  (1)第90号議案 足立区立学校設置条例の一部を改正する条例を単独議題といたします。  それでは、執行機関の説明を求めます。 ◎学校運営部長 議案説明資料2ページ、第90号議案説明資料を御覧ください。  件名は、足立区立学校設置条例の一部を改正する条例でございます。  この度、区立小学校の統廃合に伴い、規定を整備する必要がありますので、本条例を提出するものであります。  改正内容ですが、3ページの新旧対照表のとおり、別表第2条関係において、鹿浜第一小学校の次に、新設の鹿浜未来小学校を加えます。また、廃止する北鹿浜小学校鹿浜西小学校の項を削除いたします。  施行年月日は、令和5年4月1日でございます。
     以上、御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○ただ太郎 委員長  それでは、何か質疑はございますか。 ◆はたの昭彦 委員  何点か確認と質問をさせていただきます。  今の説明の中でありましたとおり、今回の条例は、鹿浜未来小学校設置に伴って、鹿浜西小学校北鹿浜小学校を廃止するということでよろしいですね。 ◎学校運営部長 はたの委員のお話のとおりでございます。 ◆はたの昭彦 委員  学校適正配置の実施計画に基づいて統廃合を進められたということですけれども、適正な学校規模というのはいろいろあるということで、今回の北鹿浜小学校鹿浜西小学校小規模校ということで、統廃合して一定規模以上の学校にということですが、小規模校には、やはり小規模校のよさというのがあって、例えば児童・生徒同士が互いによく理解し合い、人間関係を深めやすいですとか、個に応じた配慮ができると。  また、新田の大規模校では、教職員の連携もなかなか難しいという話も聞いていますが、教職員間の相互の連携が密になるなど、小規模校ならではのメリットもあると思いますが、いかがでしょうか。 ◎学校運営部長 はたの委員の御指摘のとおり、小規模は小規模なりのよさがあると思います。そのよさを最大限に生かしながら、教育活動を進めていくという考えもありますけれども、一方、国は、コストや子どもたちのよりよい教育環境をつくっていくためにも、絶えず適切な規模の更新、あるいは適正配置を行うということもありますので、足立区としては、従来どおりの計画に基づいて進めていきたいなと考えてございます。 ◆はたの昭彦 委員  国が一定規模以上でということはありますが、実際に新田地域の中から、鹿浜西小学校などは、小規模校のメリットというのか、よりよい落ち着いた教育ができるということで、あえてこういった小規模校を選んで通学しているという声も聞いています。そういった声は、区には届いているでしょうか。 ◎学校運営部長 地域の方からもそういう声があるということは認識をしてございます。 ◆はたの昭彦 委員  やはり子どもや保護者が、そういう学校教育の環境を選べるということが大事ではないかと思います。  そういう意味では、適正規模という中で、一律の規模の学校をやっていけばいいということでは、私はないと思います。  更に、通学距離の問題もありまして、鹿浜西小学校の生徒の方たちが実際に統合によって通学距離が延びるという問題もあると思います。  この2つの小学校が統廃合される議論の中で、平成29年に適正規模・適正配置ガイドラインが改定をされて、適正な通学距離については800mからおおむね1,200m以内ということで改定をされたわけです。  このときの議事録を見ていったのですが、区としては、小学生の場合は1分間大体40m歩くと。そこに基づいて、30分以内に通学できる距離ということで1,200mということを割り出したということです。  この30分以内という根拠、どうして30分以内という数字が出てきたのでしょうか。 ◎学校運営部長 多分これは、国が示している目安を基準にして、区もある程度の目安ということでこれを取り入れたと聞いてございます。 ○ただ太郎 委員長  これ条例の改正についての詳しいところの質問というよりも。 ◆はたの昭彦 委員  だって、統廃合の問題だから。 ○ただ太郎 委員長  統廃合の問題というか、その一部を改正するというそのことについての質疑でお願いします。 ◆はたの昭彦 委員  改定の質疑だ、統廃合の。だから、最初に確認したじゃない。統廃合する、なくす話ですよねと確認しているじゃないですか。 ○ただ太郎 委員長  お願いします。 ◆はたの昭彦 委員  それで、平成29年という時期が今とどう違うかというと、タブレットですとか教科書が大きくなったということで、一部にはランドセルが7kgにもなるという話が出てきて、置き勉という話も出ている中で、平成29年の30分と今の時代の30分が同じでいいのか。その重たいランドセルを背負って30分もの距離を歩かせることがいいのか、それについてはどう考えますか。 ◎学校運営部長 どうなのかなと言われますと、大変重い中、御苦労されるということはありますけれども、ほかの学区も同じような考え方で設定をしているということですので、今回はこのままというふうに考えてございます。 ◆はたの昭彦 委員  それで、当時、統廃合に当たって、住民の方たちから避難所としての学校がなくなるということで不安の声が寄せられる中で、新しい校舎は、防災拠点として機能を高めて、避難所の収容人数を確保すると、廃止されてもその2校の収容人数は確保できるという話でした。  当時、スフィア基準という考え方はなかった中で、こういう収容人数は可能だと言ってきたのですが、このスフィア基準に照らし合わせても、2校統廃合しても十分避難所としての収容人数を確保できるという理解でよろしいですか。 ◎西部地区建設課長 避難所の受入れ体制でございますが、令和元年の台風19号の措置を加味しながら、両校の避難所の数は満たす感じで設計はしております。  ただ、その後コロナの問題とか出てきていますので、その辺についてはまだ加味はしておりません。コロナの体制については、配慮している数字ではございません。 ◆はたの昭彦 委員  分かりました。 ○ただ太郎 委員長  ほかにございませんか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○ただ太郎 委員長  次に、各会派からの意見を願います。 ◆鹿浜昭 委員  賛成です。 ◆長井まさのり 委員  賛成です。 ◆はたの昭彦 委員  やはり学校統廃合はこれ以上進めてはならないと思っていますし、更に、小規模校のよさを生かした教育体制の選択肢というもの、選べるということは確保していくべきだと思いますので、この条例については反対をしたいと思います。 ◆長谷川たかこ 委員  賛成でお願いします。 ○ただ太郎 委員長  それでは、採決いたします。  本案は、原案のとおり可決すべきものとすることに賛成の方の挙手を求めます。       [賛成者挙手] ○ただ太郎 委員長  挙手多数であります。よって、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、(2)第91号議案 積立金等返還請求調停に関する和解についてを単独議題といたします。  執行機関の説明を求めます。 ◎子ども家庭部長 教育委員会議案説明資料5ページをお開きください。  件名、所管部課名は、記載のとおりでございます。  足立区立保育所指定管理者に支払う管理運営経費の執行残額については、協定に基づき翌年度に繰り越し、積立金として管理することとなっておりましたが、この積立金は当該保育所管理運営以外に使用することができないものであったため、足立区と指定管理者の間で取扱いについて協議をしてまいりました。  しかしながら、当事者間協議で解決できなかった指定管理者については、令和2年第2回足立区議会定例会での議決をいただき、民事調停の申立てを行いました。  今回、和解内容がまとまりましたので、地方自治法第96条第1項第12号に基づき、議案を御提出するものでございます。  相手方法人は、項番1に記載のとおり、株式会社日本保育サービス、足立区立五反野保育園の指定管理者です。  項番2、和解の要旨は(1)から(6)に記載のとおりですが、こちらの内容につきましては、7ページに表がまとめてありますので、7ページを御覧ください。  まず、米印の1、積立金の合計額でございますが、Aの7,860万円余となります。このうち、区への支払義務がないと確認したものということで4,953万円余、BからEまでに記載のとおりでございます。  そして、残額分は区に返還を求めるものとして、G、H、I、合計2,906万円余がございます。  Gは、法人が令和8年度末までに五反野保育園の改修工事を行うというものでございます。Hは、保育士の処遇改善費用として使用を予定しております。Iは、運転資金として保有を認めますけれども、支出に当たりましては、区に事前協議を行い、承認を得ることとなっております。  G、H、Iの項目については、指定管理期間満了時に所定の使途に支出していない残額があれば返還を求めるものでございます。  今後の方針でございますが、今議会で議決を得られた際には和解を成立させてまいります。 ○ただ太郎 委員長  それでは、何か質疑はございますか。 ◆はたの昭彦 委員  和解の内容について、何点かお聞きしたいと思います。  今回、支払義務はないと確認したものの中に、本部経費追加計上額というのがあります。そもそも積立金が残ったのが、平成29年から令和元年の3年間の部分なわけですけれども、その3年間に、毎年度、恐らくこの保育園の方から本部経費が計上されていたと思いますが、あえてこの時期になって、追加で本部経費が発生をしたという理由は何でしょうか。 ◎子ども施設運営課長 はたの委員おっしゃるとおり、基本的には毎年度本部経費として計上されておりますが、調停を進める中で、既に報告されている本部経費とは別に、五反野保育園の運営に係る本部経費として追加で認められないかという提案が先方からございましたので、区の方で項目を出していただいて精査した上で、妥当であるという形で追加で認めたものでございます。 ◆はたの昭彦 委員  本来、本部経費として必要な部分だけれども、平成29年から令和元年のときには計上されていなかった部分があったということで確認してよろしいですか。 ◎子ども施設運営課長 はたの委員のおっしゃるとおりでございます。 ◆はたの昭彦 委員  もう1点ですが、支払利息承認額ということで、【注】を見ますと、保育園の運営資金として親会社から融資を受けた分の利息額ということで令和元年から3年分とありますが、そもそもその積立金が発生した年度というのが、平成29年から令和元年と、この運転資金の利息を払う時期とずれているわけですけれども、何で平成29年度から令和元年度の積立金額でその後の年の利息分を払わなきゃいけないのでしょうか。 ◎子ども施設運営課長 まず、繰越金につきましては、当該年度に使わなくてはいけないというものではなくて、指定期間中に保育園のために使ってくださいという形になってございます。  その上で、令和元年度から令和3年度までの3年間、当事業者に、調停中ということで年度ごとの委託料を、普通、年度中に定期的にお支払いするのですが、翌年度の当初に一括して支払うという形を取っておりました。  そのため、当該事業者は年度中の委託料という収入がございませんでしたので、園を運営するために親会社から融資という形で受けておったのですが、それを返す際に利子が発生してしまうので、それは繰越金から使うことでやむを得ないだろうということで認めたものでございます。 ○ただ太郎 委員長  ほかに質疑はございますか。 ◆鹿浜昭 委員  今の件で確認ですが、要は、平成29年、平成30年、令和元年で、合計5億7,800万円を親会社から融資を受けたということかと思います。  そうすると、3年に分けて融資を受けてその分の利息が1.826%掛かるというと、この1,056万3,949円というのは1年分の利息になりますよね。その辺、もう1回説明いただけますか。 ◎子ども施設運営課長 この利息1,000万円余というのは、3年分の合計という形になります。  毎年度、その年度ごとに翌年度の頭に1年分を委託料としてお支払いしていますので、毎年度委託料が支払われていない間、親会社から融資を受けていたので、委託料が入るとそれをそのまま返却に充てるという形を取っておりましたので、その際に発生している利子の3年分の積み上げという形になります。 ◆鹿浜昭 委員  そう思ったのですが、この1,056万3,949円というのは、丸々5億7,800万円掛ける1年分の利息の費用になっているわけですよね。だから、3年に及んで借入れしているのに、前の年は利息は付いていないのですか。借入れしているわけですよね、親会社から。 ◎子ども施設運営課長 毎年度委託料が入るごとに事業者の方はお金を返していて、翌年度、まだ調停中ということで委託料が入らないので、また借りるというのを3年間繰り返したという形になります。  なので、年度ごとにお金は返していて、その都度発生している利子の3年分の積み上げという形になります。 ◆鹿浜昭 委員  私が言いたいのは、返していても、借入れしている時点から返す期間というのはあるわけです。その利息は付いていないのですね、そうすると。  1年以内に返しているかと思います、返済は。その期間でも1.826%で利息が付いているわけです。年度内に返せば利息が付いていないということですよね、これは。  3か月でも借りれば利息は付くわけですよ、簡単に言うと。それが付かないという見方をされているのですね。 ◎子ども施設運営課長 通常であればお金を借りることはないので、利息は付かないということです。 ◆鹿浜昭 委員  ごめんなさい。あまり時間取りたくないですが、年度内4月で借りて翌年3月に返した分というのは、利息が付いていないということですね、これは。平成29年、平成30年、令和元年と。 ◎子ども施設運営課長 平成29年度から平成31年については、そもそも借入れを行っていないので利息は付いていない形になります。 ◆鹿浜昭 委員  借入れしていない。 ◎子ども施設運営課長 していないです。調停に入った期間のみ、調停中ということがありましたので、委託料をその間支払わなかったという形になります。それ以前は、特に調停等を行っておりませんでしたので、通常どおり四半期に一遍委託料をお支払いしていたのですが、そういう形で通常やっておりました。調停に入ったので、成立するまでの間は、翌年度に一括というお支払いをこの3年間だけ行っていたという形になります。 ◆鹿浜昭 委員  令和元年度から令和3年度分で5億7,000万円じゃないですか。3年分の利息で1,000万円掛かっているわけですよね。要は、令和元年から3年間で借入れを起こしていると言っていたじゃないですか。 ◎区長 この金額ですけれども、【注】のところの令和元年から令和3年度分の5億7,800万円余に1.826%を掛けた金額。 ◆鹿浜昭 委員  それが1,000万円。 ◎区長 ですから、令和元年から令和3年度分に借り入れた金額の合計額が5億7,800万円余ということで、合算している金額に1.826%を掛けているということで、これが令和元年から3年間分の利息ということで計上させていただいたという形になります。  本来ですと、令和元年に幾ら借りて幾ら、幾らということで、令和元年から令和3年度分を分けてお書きすれば、今の鹿浜委員のような御意見もなかったかも分かりません。合計して書いてしまったということで分かりづらくなりました。申し訳ありません。 ○ただ太郎 委員長  ほかに質疑はございますか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○ただ太郎 委員長  なしと認めます。  次に、各会派からの意見を求めます。 ◆鹿浜昭 委員  賛成です。 ◆長井まさのり 委員  可決で。 ◆はたの昭彦 委員  本来、委託料というのは、全額子どもたちのために使われるべきものであって、積立金というものが発生すること自体が疑問ですが、今回の問題は一刻も早く解決しなくてはいけないということもありますので、この議案については賛成したいと思います。 ◆長谷川たかこ 委員  賛成です。 ○ただ太郎 委員長  これより採決をいたします。  本案は、原案のとおり可決すべきものとすることに御異議ありませんか。       [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○ただ太郎 委員長  御異議ないと認め、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以下の審査に直接担当でない執行機関の退席を認めます。       [執行機関一部退席]
    ○ただ太郎 委員長  次に、請願・陳情の審査に移ります。  まず、(1)元受理番号6を単独議題といたします。前回は継続審査であります。  また、報告事項(9)についてが本請願と関連しておりますので、併せて説明をお願いします。 ◎こども支援センターげんき所長 文教委員会報告資料の20ページを御覧ください。  件名、令和4年度のICTを活用した不登校児童・生徒の支援についてでございます。  所管部課名、記載のとおりでございます。  こちらは、本年3月にICTを活用した不登校児童・生徒への支援について文教委員会に御報告いたしましたが、その進捗状況を御報告するものでございます。  項番1でございます。モデル校におけるICT活用によるリアルタイム支援などの取組内容でございます。  教室以外の別室で在籍クラスの配信授業をリアルタイムで視聴するものでございまして、学校長判断で出席扱いとなるものでございます。  また、Classroomというアプリケーションを活用してアップロードした授業内容の板書ですとか連絡事項など、こちらを自宅で確認できる取組も示しております。  項番2でございます。こうしたリアルタイムで視聴することに不安を感じる場合ですとか、あと授業時間に起きられない場合など、これらの支援策として、録画動画を活用するものでございます。  21ページ上段の(1)でございますが、録画した朝の学活ですとか学校行事など、これら学校の様子を視聴することで、学校とのつながりのきっかけにしたいと考えております。  項番3は、自宅からオンライン教育相談員ですとかスクールカウンセラーなどとつながるオンライン相談の状況でございます。  本年度は、7月末現在で申込みが13人ということですので、「あだち教育だより」などに掲載することで、多様な活用や有用性について周知してまいります。  今後の方針でございますが、モデル校での取組における実践例や好事例を各学校へ情報共有してまいります。 ○ただ太郎 委員長  それでは、質疑に入ります。 ◆水野あゆみ 委員  今回、モデル校をやっていただいているということですので、しっかり質疑してまいりたいと思います。  中学校2校、小学校2校をモデル校としているということですが、今回、この取組の重点ポイントとして示されています。このような取組をするに至った経緯について、まず伺いたいのですが。 ◎教育相談課長 モデル校ですけれども、それぞれの学校にヒアリングを行いまして、そこの学校で取り組んでいる内容で、ICTを活用したよりよい実践例ができるところをピックアップさせていただき、こちらのそれぞれの学校での重点ポイントとさせていただきました。 ◆水野あゆみ 委員  現在、モデル校でこういった取組の支援を受けている児童・生徒というのは、各校で何名ほどいるのか教えてください。  また、学年等が変わってしまう場合、中学校1年生、中学校2年生とか学年が違う場合は、別室でどういうふうにクラス分けしているのか、していないのかという点についても教えてください。 ◎教育相談課長 それぞれの支援の人数ですけれども、西新井中学校では、現在、6人程度の方が別室登校しております。  東島根中学校では、特に別室として決まっているお部屋はないということですけれども、不登校生徒が登校した際に、教室に入りにくいという場合は、その都度会議室などを御用意しているとのことです。  伊興小学校につきましては、人数、申し訳ございません、忘れてしまったのですが、数名の方が別室を希望しているということで、そういった方が登校してきたときに別室を使っているということです。  西伊興小学校につきましては、2名おりまして、そのときどきの状況で校長室や少人数の部屋を使ってオンライン授業をしているということです。  学年につきましては、別室においては学年ごとに分けることができないので、全ての学年のお子さんがそれぞれ自習のような形で学習を行うか、若しくは在籍クラスオンライン授業を見るという形で学習を進めております。 ◆水野あゆみ 委員  その子どもたちが、この取組をしてどういうふうになったのかというのは是非報告していただきたいと思います。また、別室でリアルタイムで視聴するということから、イヤホンなどを付けて音が漏れないようにやっていただいているのかなと思います。  連絡事項や宿題をアップロードして共有しているという学校もありますが、これは宿題をオンラインで提出してもらって、丸付けだとかコメントを書いてもらって双方向でやっているという認識でよろしいでしょうか。 ◎教育相談課長 伊興小学校については、宿題等をClassroomの方に載せてはいるのですが、提出までオンラインでというところはできておりません。  島根中学校の方も、特定の教科、授業でアップロードする予定ですけれども、こちらの方も今準備中ということで、まだ実際のアップロードはできておりません。 ◆水野あゆみ 委員  モデル校に限らず、ほかの学校では宿題等をアップロードして、メールだとかClassroomで提出するというのは当たり前のようにやっているので、不登校の児童・生徒なのでもしかしたら宿題とかできないよという状況もあるのかもしれないですけれども、これはモデル校としてやっていただいている取組なので、そこはしっかりやっていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎教育相談課長 そちらの方も含めて、モデル校としての取組をこちらの方でも確認した形で、また御報告させていただきたいと思います。 ◆水野あゆみ 委員  リアルタイムで視聴できるということですので、クラスにいるような雰囲気を味わえるように、クラスの一番後ろの方にビデオカメラを付けるだとか、別室で見ている子たちが臨場感を持って授業を受けられる、そういう感覚が味わえるようなカメラの設置とか、またほかの児童・生徒が、別室で受けている子、自宅でオンラインを受けている子たちの表情も見られるような大型のモニターを設置するなど、そういうのも工夫が必要かなと思いますが、その辺はいかがでしょうか。 ◎教育相談課長 現状のオンライン授業は、板書を映し、先生が時々映るという形で行っておりまして、クラスの生徒まで映すということはできておりません。  個人情報というか、映りたくないという生徒もいらっしゃると思うので、そこのところは今後の課題とさせていただきたいと思います。 ◆水野あゆみ 委員  後ろ姿なので顔は映らないような取組、あと部外者は見られない取組だと思うので、そういったところはしっかり進めていただきたいと思います。  西伊興小学校ですけれども、教室に入れるように段階的に後押しの支援もしていく、これもすごく重要な取組だなと私も思っていますが、オンラインをずっと続けていきたいという子もいると思います。  こういった子たちに対しては、どういう方向性で支援を続けていくのか教えていただきたいと思います。 ◎教育相談課長 西伊興小学校に関しては、段階的に教室に戻れるという意味合いで、少しずつ教室に近いような形でという支援を行っております。実際にクラスの方に少し戻れているという現状がございます。  そうはいっても、オンライン授業で受けたいという方もいると思いますので、そこは引き続きその一人一人のお子さんの状況に合わせたオンラインの支援ということで行っていきたいと思います。 ◆水野あゆみ 委員  本当に1年、2年、なかなか教室に戻れない、でも別室では来れるよという子も私も聞いているので、そういう子の状況に合わせてやっていただきたい。  また、リアルタイムの視聴のほかにも、こういうふうにアップロードしていただいているところもあります。できればモデル校なので、参加している人数も2名とか6名とか数名のところなので、そういう子どもたちの状況に合わせて、しっかり授業を受けられる取組を、担任だけに押し付けるのではなくて、区もしっかり協力しながらやっていただきたいなと思いますが、その辺はいかがですか。 ◎教育相談課長 人数はそれほど多くはないと思いますが、一人一人に合わせた支援というのも、支援する側の人数もある程度掛かると思います。  今回、モデル校に関しましては、こちらの人的な支援も含めて考えていきたいと思います。また、その中でいろいろな課題も見えてくると思いますので、その後の全校的な支援についても検討してまいりたいと思います。 ◎こども支援センターげんき所長 3月のときの計画でも申し上げたのですが、基本的には担任が担当になるということですが、水野委員御指摘のとおり大変負担が重たいというところがあります。技術的なところだけではなくて、不登校生徒の特性に応じてICTを活用していくということですので。  そこで、ここにございますとおりマニュアルを作ったり、モデル的にやってみたり、こういったことを積み重ねて、少しでも使い勝手ですとか担任にとってもやりやすい形を追求する、そういう形で我々教育委員会と学校現場と連携していく、こういう取組を今後も続けていきたいと考えております。 ◆水野あゆみ 委員  担任は目の前にいる子どもたちの授業で本当に大変な状況も分かりますので、そこを副校長先生がマンツーマンで不登校の子にオンライン授業をやっているという学校もありますし、専科の先生が空いている時間にやってくれるというところもありますので、モデル校も負けずに、しっかりとモデルケースを作っていただきたいと思います。  不登校の保護者の皆さんからよく相談があるのが、進学に関わってくる評価について大変気になるということを私も聞いています。このモデルケースを受けて、オンライン授業をやっていった先にはどのような進路が開けていくのかというのは、是非提示していただきたいなと思います。  子どもの個人個人にとって評価の付け方は違うと思いますけれども、そういったところも是非モデル校で示していっていただきたいなと思いますが、その辺はいかがでしょうか。 ◎教育相談課長 今回、モデル校で支援したお子さんの評価そのものを御報告できるかは難しいかと思いますが、どういった形で授業に参加できるようになったかとか、そういったところは事例として挙げていけたらと思っております。 ◎教育指導課長 不登校の子に限らず、評価というのは、そもそも通知表、いわゆるあゆみですが、その子が次の学習に向かって励みになる、課題もあったけれどもこういうところ頑張ろうというのが評価だと思っています。  なので、不登校の子どもたちに対しては、その子たちの状況に合わせて、例えば言葉でやるのか、評定で付けるのか、そこも含めてやらなければいけないと考えています。  また、進学先につきましては、都立のチャレンジ校であったり、そういうなかなか学校に来られない子たちのための学校がありますので、そこは進路指導と併せて、しっかりと保護者、子どもたちに伝えていくということをしていきたいと考えております。 ◆水野あゆみ 委員  そういったことも含めて、担任、またスクールカウンセラーともやり取りしていただきたいなと思います。  こっちの隣のページの方に、オンライン相談の状況も出ていますけれども、なかなか申込み人数も増えていない状況かなと思いますので、モデル校を中心に、そういう不登校で悩んでいるお母さん、お父さん、また子どもたちにしっかりカウンセリングできるようにつなげていただきたいと思いますが、その辺はいかがでしょうか。 ◎教育相談課長 オンライン相談については、スクールカウンセラーの方も徐々に行っているという形でございます。  先ほども話がありましたけれども、12月に発行の「あだち教育だより」の方で、オンライン相談について掲載する予定でございますので、その中で、オンライン相談はこんな形でやっているんだよというのが分かるような内容で、保護者の方に気軽に申し込んでいただけるような取組もしてまいりたいと思います。 ○ただ太郎 委員長  ほかにございますか。 ◆長谷川たかこ 委員  ようやくICTを活用したこの授業が軌道に少しずつ乗ってきたのかなと思います。  昨年も、有志のお母様たちと一緒にこども支援センターげんきに御訪問したり、私どもの会派の予算要望、それから私から議会質問で何度も提案をさせていただき、このように実現していただきまして、本当にありがとうございます。  ただ、こども支援センターげんきで執行機関の方々とお話したときには、いろいろな先生方の授業が見られるようなシステムを構築していきたいんだという熱い思いを役所の方からいただき、それについてすごく期待をしているところで、特に中学生のリモートというところは、自分の担任の先生だけではなくて、いろいろな学校の実力のある先生方の授業をオンラインで見られるというところがメリットとしてあるのではないかなと感じています。  そういう仕組みを執行機関の方も是非つくっていきたいんですと、昨年は熱い思いを私どもに話してくださったのですが、今、そういう方向性で動いているという認識でいてよろしいのでしょうか。 ◎教育相談課長 現状では、Classroomを利用しての録画等も取組になっておりますので、Classroomというのはクラスのお子さんであればどなたでも入れる状況ですけれども、ほかのクラスの方が入ったりというのは難しい状況ですので、現状では、ほかのクラスの先生の授業を見るというのは難しい状況です。  学校内であれば、例えば学年の中でほかのクラスを見るような仕組みをやっているところもあると以前聞いたことはございますが、学校を超えてというのは難しいです。 ◆長谷川たかこ 委員  まずは、学校内での算数とか理科とか社会とか、そういう部分でいろいろな先生の授業が見られる仕組みをつくっていただきたいと思います。  先日も保護者の方から御相談が入りまして、中学校の場合、先生との相性が悪いと授業に身が入らず、授業が分からなくなってしまうと。1年間無駄になってしまうので、できない子に対する補講があるわけでもない、塾に行っていない子はどんどん取り残されていく状況だという切実なお話もいただいております。  これはユニバーサルな教育という観点から、分かりやすい授業を自分たちで選択して見ることができる仕組みを是非今回構築していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎こども支援センターげんき所長 この度のICTの活用のモデル的な実践は、基本的には不登校の方々に対して、学校へのつながりですとか学習の保障ができるか、まずは、そこを目的としてモデル校で実践しているところでございます。  リアルタイムあるいは録画も含めて、こういう技術的なところも今検討しているところでございますので、基本的にはその方向で、より不登校の子どもたちにどう役立てられるのかというところを目的としてやっていく、そのことが大事であると考えております。 ◆長谷川たかこ 委員  以前、楠山前教育相談課長がいらっしゃったときには、いろいろな先生の授業が見られるようにした方が授業がみんな分かりやすくていいですよねと、私はそうしたいんですよという熱い思いを聞いたんですね。保護者の皆さんにもそういうお話をしてくださって、みんながすごく期待していた取組です。  ですから、今、縦割りの話で言うと、不登校から入っていますから、うちの部署はみたいな話をされても、実際現にそこにいらっしゃった楠山前教育相談課長は、そういう思いではなくて、ユニバーサルなデザインの観点から、誰にでも分かりやすい仕組みを私はつくりたいんですとおっしゃってくださった、そこがすごく私たちにとっては希望の光だったのです。  是非そこを潰さずに、今、違う部署へ行かれてしまいましたけれども、その当時そういうふうにお考えくださっていた楠山前教育相談課長の思いとか、ほかの執行機関の皆様の思いというのを酌んでいただいて、縦割りで考えるのではなくて、このシステムがユニバーサルなデザインの教育の観点というところからも、中学でいろいろな先生方の授業が見られるというところから、誰に対しても分かりやすい授業につながるシステムとなるわけですから、是非そういう仕組みを急いでつくっていただきたいと思います。八尋教育指導課長はどう思われますか。 ◎教育指導課長 長谷川委員おっしゃられるように、理想的にはそういうところがあるのかと思いますけれども、現実としては、担任であったり教科の専門の教員が、そのクラスでその子たちの学習の過程をずっと見ながら評価をしていく、その様子を見ながら、次、その子にどういう手だてを取っていくか考えていくというのがトータルで授業になっていますので、そのやり方というのは、なかなか今のシステムで授業として扱うのは難しいかと思っています。  ただ、力のある教員の授業というのは広く伝える必要があると思いますので、今、教育指導課の方では、指導教諭、その教科に対してとても専門的な知識がある教員の授業を録画して、それに関係する教員たちがオンデマンドでその授業を見られるような形に整え始めています。  なので、そこをまず教員に周知することによって全体の授業力を上げていく、いい授業をする先生の手法が広がるような形をつくっていきたいなと考えております。 ◆長谷川たかこ 委員  確かにその手法すごくよいと思います。ただ、それを待っていると、それが浸透するまでの間というのは、先生と相性がよくないとか、先生の授業すごく分かりにくいというお子さんにしてみたら、塾に行っていなかったら取り残されるだけです。  ですから、そこの部分も是非考えながらの仕組みづくり、先生に周知するというのはやり方としてはベストですけれども、子どもたちにとっては、すぐにでもよりよい環境を与えていただかないと困ると保護者の皆さんもおっしゃっているわけですから、そういう部分からも、子どもたちにとっての優先順位として、こういうシステムをつくっているのであれば、校内だけでもいいので、まずは校内で一番いいと思える先生の授業を自分たちが選択できるようなシステム化を是非進めていただきたいと思います。要望です。よろしくお願いいたします。 ○ただ太郎 委員長  ほかに質疑はございますか。 ◆はたの昭彦 委員  簡単に。2番の録画動画の活用についてということですが、これは今後準備して始めていきたいということでいいですかね。 ◎教育相談課長 現在、チャレンジ学級で、朝礼であったり行事であったりの録画を少しずつ始めておりまして、そこでいろいろなノウハウであったり、そういったものを基にマニュアルを作りまして、それをモデル校において今後実践していくという形になりますので、現在準備というか、チャレンジ学級でまず始めているというところです。 ◆はたの昭彦 委員  マニュアルを策定してモデル校でということになると、撮影マニュアルということですよね。  そうすると、実際にその学校で動画を作る、学校ごとに作るということですか。その場合には、誰がこの録画とか動画を作っていくということでしょうか。 ◎教育相談課長 おっしゃるとおり、学校ごとに動画については作ります。作る先生がどなたかというのは、各学校ごとに異なってくるとは思いますが、今、チャレンジ学級の方で行っているのは、一人の先生が録画をしながら朝礼でお話したりということが、実際一人の人間でどれだけできるのか、そういったやり方で簡単な方法はないのか、そういったのを今テスト的に行っております。  学校現場でやる際には、なるべく簡単に、多くの人間が関わるような状況だとなかなか広がらないと思いますので、できるだけ簡単な方法でマニュアルの方も作成していきたいと考えております。 ◆はたの昭彦 委員  なるべく簡単と言っても、今、先生もオンライン授業とかで準備するのも大変な中で、更に録画をしてということで言うと、更に負担が増えるということでは、やはり専門の人を付けるということで支援していかなかったら、なかなか広がらないかなと思いますが、いかがでしょうか。 ◎教育相談課長 どういった形で広げるかというのが、専門の人間を付けるという方が広がるのか、それとも先生が負担のない状況の中で簡単に撮れるような方法を探っていくのか、どちらがいいのかは現段階では分からないですが、私どもとしましては、できれば先生がそれほど負担なくできるような方法としてマニュアルの方も作成していきたいと思いますので、現状としては、この形で今年度はやっていきたいと思います。 ◆はたの昭彦 委員  今でも学校現場の教師の皆さんは、帰る時間も遅くなって目いっぱいの状況ということをよく聞くので、これ以上負担が増えないようなことを是非考えていっていただきたいなと思いますので、これは要望しておきます。 ◆にたない和 委員  ちょっと確認ですが、在校クラスの配信授業をリアルタイムで視聴、西新井中学校でやっているわけですが、リアルタイム視聴できる時間というのは、授業中だけなのでしょうか。板書だけが映っている状態なのか、どんな状態なのか教えてください。 ◎教育相談課長 現状としては、板書が映って、先生が時々映ったりはしますけれども、その時間に別室で教室の授業を見るという形を取っております。 ◆にたない和 委員  Classroomとは違う形式でやっているのか。ソフトとか通じず、単純に板書のカメラで撮ったやつを線で引っ張ってモニターに映していったりするのか。それとも、家に居ながらリアルタイムで視聴することが可能になっていたりするのか。このClassroomなのか分からないですけれども、そこら辺、家に居ながらリアルタイムの視聴というのはできる状態なのか。 ◎教育相談課長 Classroomというのはクラスの中でいろいろ見に行くことができるページになっておりまして、そこからオンライン授業に入れるようなURLが付いていて、そこからGoogleMeetというのを立ち上げて授業の方は見るようになっておりますので、家でも、別室でも見ることはできます。 ◆にたない和 委員  学校に来て別室で見ている人にとっては違った問題かもしれないですが、例えば自宅で見ている、今回対象としているのが不登校児童・生徒であって、そこをもし目的とするのであれば、授業の板書だけではなく、例えば昼休みとか休憩時間、クラスで和気あいあいと楽しい姿を見て、ちょっと行ってみたいなと思うこともあるかと思うわけですね。  今、GoogleMeetを使ってやっていますというところだったと思いますが、先ほどの答弁でもあったように、確かにお子さんたちの顔を授業中映したりするのは、それぞれの保護者の考え方もあるでしょうからあれかもしれないですが、例えば校庭を俯瞰で映すとか、声だけでも入れてあげるとか、要は、ターゲットとして不登校児童・生徒なので、単純に授業に遅れさせないというのももちろん必要かもしれないですが、そういったところのアプローチも必要かと思いますが、モデル校で、そういったことは今やっていらっしゃったりしますか。 ◎教育相談課長 モデル校では、授業以外のところは現在映したりはしておりませんが、動画を撮るときに、授業以外の例えば朝礼であったり、行事であったり、そういったものを録画して、それをClassroomにアップして見ることができるということもモデル校でやっていきたいと思っておりますが、現在まだできていないので、それをやるためのマニュアルづくりをチャレンジ学級の方で行っているところでございます。 ◆にたない和 委員  今、朝礼とかオフィシャルな場面での録画の配信ということですね。できれば音声だけでもいいですし、校庭の俯瞰でもいいですし、せっかくモデル校なので、どの程度効果があるのかも分かりますし、ちょっとチャレンジングなことになるかもしれないですが、やはり不登校で家にいて、学校へ行ってみたいなと思うのは、オフィシャルな場面とか授業の場面、朝礼の場面ではないと思います。何か楽しそうな声が聞こえるからちょっと行ってみたいなと興味を持ったり、そういった情緒的な部分に対してもアプローチしていただければと思います。要望です。 ○ただ太郎 委員長  ほかにございますか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○ただ太郎 委員長  なしと認めます。
     それでは、各会派の意見をお願いします。 ◆鹿浜昭 委員  継続でお願いします。 ◆長井まさのり 委員  継続で。 ◆はたの昭彦 委員  採択でお願いします。 ◆長谷川たかこ 委員  採択でお願いします。 ○ただ太郎 委員長  これより採決いたします。  本件は、継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。       [賛成者挙手] ○ただ太郎 委員長  挙手多数であります。よって、継続審査と決定をいたしました。  次に、(2)元受理番号21を単独議題といたします。前回は継続審査であります。  執行機関、何か変化はございますか。 ◎支援管理課長 特に大きな変化はございません。 ○ただ太郎 委員長  それでは、質疑に入ります。  何か質疑はございますか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○ただ太郎 委員長  質疑なしと認めます。  それでは、各会派の意見をお願いします。 ◆鹿浜昭 委員  継続でお願いします。 ◆長井まさのり 委員  継続でお願いします。 ◆はたの昭彦 委員  採択。 ◆長谷川たかこ 委員  採択でお願いします。 ○ただ太郎 委員長  これより採決いたします。  本件は、継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。       [賛成者挙手] ○ただ太郎 委員長  挙手多数であります。よって、継続審査と決定いたしました。  次に、(3)2受理番号5、(4)2受理番号6、以上2件を一括議題といたします。2件とも前回は継続審査であります。  執行機関、何か変化はございますか。 ◎東部地区建設課長 今年度設置予定の46校につきましては、夏休み中に設置を完了いたしまして、予定どおり運転を開始させていただいてございます。 ○ただ太郎 委員長  それでは、質疑に入ります。  何か質疑はございますか。 ◆はたの昭彦 委員  残りの半分の学校については、この夏に調査をするということだったのですが、今後、その調査の報告というのは委員会でされるのでしょうか。 ◎中部地区建設課長 前回、調査の途中の経過の報告をさせていただいたところでございます。  現在、報告書の中で特に問題となっている学校はございませんので、今後、発注に向けて準備を進めてまいりたいと考えております。 ○ただ太郎 委員長  ほかに質疑はございますか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○ただ太郎 委員長  なしと認めます。  それでは、各会派からの意見をお願いします。 ◆鹿浜昭 委員  工事も無事終了したということで、願意は満たされたと思います。差し当たって、取りあえず継続でお願いします。 ◆長井まさのり 委員  継続で。 ◆はたの昭彦 委員  半分の学校については、今後予算が決められて執行されるということなので、まだ半分は願意満たされていませんので、何としても実現していただきたいということで、採択を求めたいと思います。 ◆長谷川たかこ 委員  採択でお願いします。 ○ただ太郎 委員長  これより採決をいたします。  本件は、継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。       [賛成者挙手] ○ただ太郎 委員長  挙手多数であります。よって、継続審査とすることに決定いたしました。  次に、(5)2受理番号26を単独議題といたします。前回は継続審査であります。  執行機関、何か変化はございますか。 ◎教育指導課長 制服、標準服につきましては、以前御報告しましたように、令和5年度は4月から全中学校35校が選べる標準服として運用できるように進めております。  現在の状況としましては、間もなく始まります新入生保護者会において、それぞれの学校の標準服をどのように運用していくかというのを説明するように、今、準備を進めているところです。 ○ただ太郎 委員長  それでは、質疑に入ります。  何か質疑はございますか。 ◆はたの昭彦 委員  今、来年の4月に向けてということだったのですが、6月の委員会のときに、そのうちの5校が詰め襟、セーラー服で、3校は制服変更について検討しているということで、残りの2校については地域に根強い学生服に対する思い入れがあるということで、その後その学校はどうなったのかということがないのですが、今のお話だと、向けてということであると、その問題は解決したのでしょうか。 ◎教育指導課長 なかなか完全解決とまではいかないですけれども、そういう服を選びたいという子がいたときに、選べるような服を準備をしている、そういう状況でございます。 ◆はたの昭彦 委員  なかなかそれは、例えば多くの子が学生服とセーラー服の中で1人、2人だけ選べる制服ということで違う制服というのは、どこかの学校から引っ越してきたという場合はあり得るかもしれないけれども、そのことがかえっていろいろ心の中に思いがある子なのかということを示してしまうようなことにつながりかねないということで言えば、そういうやり方はどうなのかなと思うのですが、それについていかがでしょうか。 ◎教育指導課長 そういう場合もあると思います。ただ、現状としては、例えば体温の調整であるとか、そういうところで言えば、例えばスカートでなくてスラックスを選ぶという選択肢もありますし、そこはそれぞれの子どもの状況に応じて対応していきたいと思います。  おっしゃるとおり、なかなかそこは難しいところもあります。そこはしっかり地域と話しながら、どのような形が一番いいのかというのは検討していきたいと考えております。 ◆はたの昭彦 委員  是非、子どもたちの心が傷つかないような対応を地域の方にも考えていただけるように、区としても真摯に話し合って問題解決に当たっていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○ただ太郎 委員長  ほかに質疑はございますか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○ただ太郎 委員長  なしと認めます。  それでは、各会派の意見をお願いします。 ◆鹿浜昭 委員  継続でお願いします。 ◆長井まさのり 委員  継続でお願いします。 ◆はたの昭彦 委員  採択でお願いします。 ◆長谷川たかこ 委員  採択でお願いします。 ○ただ太郎 委員長  これより採決いたします。  本件は、継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。       [賛成者挙手] ○ただ太郎 委員長  挙手多数であります。よって、継続審査とすることに決定いたしました。  次に、(6)3受理番号8を単独議題といたします。前回は継続審査であります。  執行機関、何か変化はございますか。 ◎教育指導課長 特に変化はございませんが、これも以前報告いたしましたように、文部科学省との連携事業ということで、今、生命の安全教育を進めております。  先日、第1回目の生命の安全教育の授業を始めたところです。これから様々検討したり、どこを付け加えたらいいのかという作業をしながら、つくり上げていきたいと考えております。 ○ただ太郎 委員長  それでは、質疑に移ります。  何かございますか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○ただ太郎 委員長  なしと認めます。  各会派の意見をお願いします。 ◆鹿浜昭 委員  継続でお願いします。 ◆長井まさのり 委員  継続でお願いします。 ◆はたの昭彦 委員  採択でお願いします。 ◆長谷川たかこ 委員  採択でお願いします。 ○ただ太郎 委員長  これより採決いたします。  本件は、継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。       [賛成者挙手] ○ただ太郎 委員長  挙手多数であります。よって、継続審査とすることに決定いたしました。  次に、(7)3受理番号18を単独議題といたします。前回は継続審査であります。  最初に、追加署名の提出がありましたので、区議会事務局次長から報告をお願いします。 ◎区議会事務局次長 本陳情につきましては、9月22日付で38名の追加署名の提出があり、合計で1,746名になりましたので、御報告いたします。 ○ただ太郎 委員長  また、報告事項(1)学校図書館の充実に向けた今後の取組みについてが本陳情と関連しておりますので、併せて説明をお願いします。 ◎教育指導部長 それでは、文教委員会報告資料の2ページをお開きいただきたいと存じます。  学校図書館の充実に向けた今後の取組みについてということで、まず、小学校の図書館支援について御説明をいたします。  これまで、小学校の図書館支援の充実につきましては、現在の派遣社員といったスキームから直接雇用ということに支援員を切り替えられないか、これを検証するために、モデル校に直接雇用の支援員を入れて、何とかそれができないかいろいろ模索をしてきたところですが、これがなかなかうまくいっていない状況がございました。  そういう状況を踏まえて、せんだっての文教委員会でもいろいろ御指摘をいただき、また改めて校長たちとのお話合いの中で意向を確認した結果、現在の派遣のスキームを用いまして、週2日の派遣期間を週4日に拡大することでまずはこの陳情の願意に沿っていこうということで、方針を転換したところでございます。  そして、これまで検討してまいりましたモデル校による直接雇用との比較検証につきましては、この派遣週4日を全校に実現できた後に、改めてその要否について検討していきたいというところでございます。  今年度がちょうどプロポーザルの年に当たってございますので、これから事業者の募集を行っていくところですが、当然、支援員を週4日安定して各小学校に派遣できる力量を持っているところ、それから、さすがに68校ございますので、一気に支援員を埋めるということは、専門事業者にとっても非常に難しいということも下話で聞いてございますので、3年程度でこれを実現できる力量があるようなところで事業者を選定していきたいと思ってございます。  今後のスケジュールにつきましては、(3)に記載のとおりです。これから年内いっぱい掛けまして、プロポーザル方式による事業者選定を行っていきたいと考えてございます。  続きまして、中学校の図書館支援の充実についてですけれども、職場環境がもう少し支援員たちにとって働きやすい、働きがいのある職場にという御指摘も受けてまいりました。  これをどう実現していくかということで、まず一つには、専門的な研修ですとか巡回指導、これを更に充実していこうということで考えてございます。  また、従来弱いと言われておりました支援員同士の横の連携、こうしたものを定期連絡会を開催するなどして連携の場をつくっていきたい。
     また、3ページですが、こうした取組を更に専門的な裏付けを持って進めていかれるように、専門的な人材を雇用いたしまして、学校図書館スーパーバイザー、仮称でございますが、こうしたポストを設置してまいりたいと考えているところでございます。 ○ただ太郎 委員長  それでは、質疑に入ります。  何かございますか。 ◆渕上隆 委員  最初に、中学校図書館支援員についてお伺いしたいと思います。  今、全校に支援員の方いらっしゃいますが、今後、研修や巡回指導の充実ということですが、これは組織的にはどういうふうにされるのでしょうか。  以前は、中央図書館に学校図書館支援係というのがあって、そこが中心になって支援していたと思いますが、今後は教育委員会の中につくるということなのでしょうか。 ◎教育政策課長 基本的に我々の職員、指導主事も含めて、巡回したり、研修の企画を充実したりということで考えております。  また、最後のところに記載しました今後については、スーパーバイザーのような職を設置して、その内容の充実も図っていきたいと考えております。 ◆渕上隆 委員  それと、学校図書館には図書ボランティアの方がおられて、以前、さっき言った中央図書館の支援係があったときは、図書館ボランティアの研修というのもやっていたし、交流会もやっていたのですが、支援員だけでなくて、その図書館ボランティアに対する教育とか研修、交流、その辺はいかがなのでしょうか。 ◎教育政策課長 ボランティアにつきましては、特にここを充実していくというところは、今のところは考えていなかった部分ありますが、そのあたりも、今、図書館支援員は人材派遣ですので、そことうまく連携した取組になるような仕組みは考えていきたいと思っております。 ◆渕上隆 委員  よろしくお願いします。それと、小学校図書館ですが、これは委託会社、事業者に委託して支援員派遣していると思います。  68校ということは、1事業者にお願いしているのでしょうか、それとも複数なのでしょうか。その辺はいかがですか。 ◎教育政策課長 現在のところは、1社に委託というか、派遣をお願いする考えでございます。 ◆渕上隆 委員  たしか図書館流通センターだと思いますが、ここは結構ノウハウがあって、いろいろ読書ができるような、本を借りてもらうような取組をやっていると思います。  その辺の評価については、図書館流通センターにしても、あまり支援員の環境がよくないよとか、いろいろな評価を聞いたことがありますけれども、一応専門業者ですので、学校図書館に対してはそれなりのノウハウを持っていると思いますが、その辺の評価についてはいかがでしょうか。 ◎教育政策課長 やはりノウハウは持っていると思います。そういったノウハウを生かして、定期的に研修も充実してやっておりますので、そのあたりは信頼は高いかなと思っております。 ◆渕上隆 委員  今後いろいろな事業者を選定されると思いますが、その辺はノウハウとかよく研究していただきたいと思います。  それと、これは小学校も中学校も一緒ですけれども、学校との連携、例えば校長先生とか副校長、それから学校には学校図書館司書の先生もいらっしゃると思いますが、授業でどういうふうに活用するかという連携というのは、週に1回か、月に1回か分からないですが、そういう打合せみたいな連携の時間というのはあるのでしょうか。 ◎教育政策課長 小学校につきましては、TRCの専門スタッフが各学校巡回しております。学校と定期的な打合せもしながら、間に入りながら、どの場面で授業に入るかといったことも含めて、打合せをしながら進めております。 ◆渕上隆 委員  それと、授業のときの活用ですが、本を読む時間、国語の本を読む時間に使っているところもありますけれども、できたら調べ学習に使っていった方が図書館の活用にはいいのではないかということでしたが、調べ学習に使っている学校はどれぐらい、今、全校でやっているのですかね。私も最近あまり学校に行っていないからよく見ていないですが、いかがでしょうか。 ◎教育政策課長 基本的には、どの学校も調べ学習には使っております。  特に調べる学習コンクールに向けた事前の指導ですとか、中学校であれば、修学旅行や魚沼市に行く前に、地元の素材、歴史的な情報だとか、そういったものを調べたりという形で図書館を活用しております。 ◆長井まさのり 委員  私も何点か質問させていただきます。  これまで、文教委員会の質疑、また我が党のくぼた議員の代表質問でも要望させていただきましたけれども、小学校の図書館の支援ということで、これは令和5年4月から3年程度で68校に実現ということであるかと思います。  この派遣の優先順位は、たしか大規模校からと聞いています。68校を3年間ということで、1年単位というか、このスケジュールについては、どんな考え方を持っているのか伺います。 ◎教育政策課長 3年程度掛けて3分の1ずつ増やせていけたらいいのではないかと考えておりますが、そのあたりは、プロポーザルの中で事業者の提案も見てみたいと思っております。 ◆長井まさのり 委員  また、現在週2日派遣の事業者、これもTRCであるかと思いますが、評判もいいということで、その効果についてはどのように捉えているでしょうか。 ◎教育政策課長 やはり本好きな子どもが増えているのかなという印象は受けております。  大体、今、数字で言うと、小学校で平均の年間の貸出し冊数が40冊という状況ですので、更にこの冊数を徐々に増やしていけたらいいなと思っております。 ◆長井まさのり 委員  分かりました。支援員を拡充することによって、読書活動がますます向上していくように期待するものです。  この事業者については、計画的な研修の実施、人材育成という視点からも大変重要かと思います。また、例えば支援員の産休であったり育休であったり、すぐに補えることが非常に重要であるかと思いますが、この2点についてはいかがでしょうか。 ◎教育政策課長 毎月の定時報告の中でも、どういった研修をやっているかということは確認しておりますし、私、この間要望したのですが、実際研修の場も見させていただいて肌感覚をつかませていただきたいと思っております。  また、産休、育休というのも実際これまでも発生していますが、そこは欠員になることなく次の人材を埋めていただいておりますので、そのあたりは人材派遣の強みかなと考えております。 ◆長井まさのり 委員  あと、現場の状況に即した巡回指導を企画、実施するということで、先ほど学校図書館スーパーバイザーを配置するとありましたけれども、具体的にどのように取り組んでいくのか伺います。 ◎教育政策課長 現段階では具体的なプランはないですけれども、学校図書館に詳しい人材を発掘をしながら、週に何日なのかその辺も決まっていないのですが、雇用に向けて進めていきたいと思っております。 ◆長井まさのり 委員  また、支援員の連携強化ということで、支援員同士の意見交換や情報共有を行う定期連絡会を開催し、支援員間の連携を強化すると。プラットフォーム的な仕組みも必要になってくるのかなと思います。  一人でその支援員が孤立しない、そういった職場環境のしっかりとした整備も必要になってくると思いますが、そうした点についてはいかがでしょうか。 ◎教育政策課長 この間、様々そういった御意見頂いておりまして、私も各中学校回りながら、図書館の様子と支援員の話を聞いています。  ベテランの支援員同士はこれまでの関係性がありますが、新しい方がその辺にのっかれているのかどうかというのは、課題としてあるのかなと感じております。  やはり直接声を聞いても、ほかの学校の図書館の様子も見ながら情報交換できる環境はあるといいと伺っておりますので、そのあたり仕掛けを考えていきたいと思っております。 ◆長井まさのり 委員  また、学校図書館スーパーバイザーにつきましては、たしか荒川区でも職を設けていると聞いていますが、そちらの方ではどうした活動をしているのか、内容については何かつかんでいるでしょうか。 ◎教育政策課長 荒川区に関しては、指導主事がいて、学校図書館スーパーバイザーがいて、あと教育委員会付の学校司書がいたのですが、特に学校図書館スーパーバイザーに関しては、司書教諭、教員側の図書館担当の方を指導しながら、授業の中でどう有効な活用策があるのかというところを重点的に助言しているように見受けられました。 ◆長井まさのり 委員  では、当区も配置する際は、巡回指導だの、様々工夫をして取り組んでいただきたいと思います。  この図書館支援員の充実にしっかり努めていただきたいと思いますので、要望して終わります。 ◆はたの昭彦 委員  私からも何点か質問したいと思います。  小学校の図書館支援員については、私たちは、あくまでも直接雇用でという方針は堅持していくべきだと思います。その上で、現在週2日から4日にということでは、前向きに評価はしたいと思います。  ただ、なぜ週4日なのかなと。いつ行っても図書館支援員の方がいて、授業にも協力できるですとか、子どもたちと対話できるということで言えば、なぜ週5日ではなくて4日なのか、そのところの理由というのは何でしょうか。 ◎教育政策課長 様々な考えがあると思います。  一つ大きいなと思ったのは、週4日にしておくと、週1日のところが事業者側の資質向上の日数として使えます、研修等連絡会だとか。そのあたりは残しておくと、資質の維持・向上のためには有用かなと考えております。 ◆はたの昭彦 委員  それは事業者の話であって、ほかの時間にやっていただくということは十分可能なわけです。それは図書館支援員の方の都合もあるかもしれないけれども、やはり子どもたち、学校のことを考えるのであれば、全ての日数で司書がいるということが基本だと思いますので、是非前向きに検討していただきたいと思います。  それと、先ほど事業者募集に当たってのプロポーザルについては、1社で考えているということですけれども、なるべく早くこの支援員を全校に配置するためには、複数の事業者で分けてやるということも選択肢の一つだと思うのですが、その辺の検討はされなかったのでしょうか。 ◎教育政策課長 現段階で全校1社でできておりますので、1社でいけるだろうと。ただし、いきなりはできないので、3分の1ずつということで考えております。  ブロックを分けて複数の事業者の手が挙がるかという問題もありますので、まずは、1社提案で進めていきたいと考えております。 ◆はたの昭彦 委員  直接雇用がなかなか難しかったのが、人を集めるのが大変だったということで、今回、派遣に切り替えて何とかというわけですよね。  そういうことで考えると、やはり窓口を広く持たないといけないのではないかなと思うのですが、それについてはどうなのでしょうか。 ◎教育政策課長 繰り返しの答弁になりますが、複数に分けて手を挙げさせた場合に、本当に全部のエリアで手が挙がるのかというリスクも逆にあると思いますので、まずは、1社提案で進めていきたいと考えております。 ◆はたの昭彦 委員  見解の違いですけれども、1社で68校分を週4日で人を集めるというのは、私は大変だなと。今までの経緯を考えると、なかなか厳しいのかなと思います。  ただ、支援員を一刻も早く全校に配置するためには、引き続き努力をしていただきたいと思います。  それと、中学校の図書館支援員について、よりよい働き方環境等の整備や意欲の向上ということで、研修や巡回指導の充実、そして連携の強化ということですが、これは支援員の業務の一環として取り組んでいくという理解でよろしいですよね。 ◎教育政策課長 業務の一環として取り組みます。 ◆はたの昭彦 委員  それと、学校図書館スーパーバイザーの配置ということでは、私たちも繰り返し求めてきたところなので歓迎しますが、先ほどの話は司書教諭の方をということで言うと、新たにこういった専門性の知識を持った方を区として採用するというわけではないのですか。 ◎教育政策課長 新たな職の設置と、採用も含めて検討しております。 ◆はたの昭彦 委員  専門性とか一貫性ということで考えれば、是非そういった専門家を区として直接雇用、採用して指導に当たっていただきたいと思います。強く要望しておきます。 ○ただ太郎 委員長  ほかに質疑はございますか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○ただ太郎 委員長  なしと認めます。  それでは、会派からの意見をお聞きいたします。 ◆鹿浜昭 委員  段階を踏んで充実していくということは、我が会派も賛成でございます。今後も議論が必要かと思いますので、継続でお願いします。 ◆長井まさのり 委員  継続です。 ◆はたの昭彦 委員  採択でお願いします。 ◆長谷川たかこ 委員  継続でお願いいたします。 ○ただ太郎 委員長  それでは、採決いたします。  本件は、継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。       [賛成者挙手] ○ただ太郎 委員長  挙手多数であります。よって、継続審査とすることに決定いたしました。  次に、(8)受理番号4、(9)受理番号5、以上2件を一括議題といたします。2件とも前回は継続審査であります。  執行機関、何か変化はございますか。 ◎学務課長 基本的な感染対策については、変更はございません。  8月の終わりに、保護者向けに、熱中症対策としてマスクを外す、水分を小まめに取る等、熱中症対策を優先するようお声掛けお願いしますということで、学校配信メールによりお知らせしたところでございます。 ○ただ太郎 委員長  それでは、質疑に入ります。  何か質疑はございますか。 ◆長谷川たかこ 委員  学校現場のマスクの着用について、子どものコミュニケーション能力の発達という部分で、いつまで続くか分からないコロナ対策というところで、マスクを着用しなきゃいけない、強要されているという部分について、何とか改善をしてほしいという親御さんたちの強い思いがあって、この請願が2件出されています。  つい先日も、これから幼稚園に入ろうという保護者の方からお話がありました。幼稚園側の方も、見学に行くと、マスク着用が強制的になっているように保護者の皆さんには映っているようです。  区としては、そこは強要はしていないというお話ではありますが、実際に見学に行くと、マスクを外していると叱られている幼稚園生もいらっしゃるというお話があり、早速、執行機関の方にお話をして、現状把握、調査をしていただいた経緯があります。  区の方で、着用は強制ではありませんというふうにしていたとしても、各幼稚園、保育園、それから小・中学校の方では、それが当たり前のようにやらないといけないという指導方針になってしまっているのかなと、保護者の方からお話を聞くに当たり感じるところですが、そこの改善をいま一度徹底していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎子ども政策課長 長谷川委員から御指摘あった幼稚園の関係、私どもの方で該当の園に確認をさせていただきました。  国からの方針を受けて、マスク着用は基本ではないということはマニュアルにも記載をして周知はしているところでございますが、当該園におきましては、ちょうどコロナ感染が広がっている時期でもあったために、通常より場面に応じてマスク着用を求めていたという特別な事情はあったにせよ、一律に求めるものではないというところで、園長先生にも御理解をいただいたところです。  そういった状況、場面に応じてマスクの着用を求めるというのは当然ありますが、とはいえ、一律に求めるものではないというところは、改めて周知徹底させていただきたいと考えております。 ◆長谷川たかこ 委員  子ども政策課長の方で迅速に対応してくださり、本当に感謝しております。ありがとうございます。  こういうことがたくさん出てきているような状況です。これからコロナの方も感染状況深刻になってくるかもしれませんけれども、対策というのは必要ですが、子どもたちの成長段階で常に100%マスクを着けていないといけないという状況ではないように、場面、場面に応じてマスクは着けるけれども、この場面ではマスクを外してもいいんだという切替えを是非徹底していただきたいと思います。強く要望させていただきますので、よろしくお願いいたします。 ○ただ太郎 委員長  ほかに質疑はございますか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○ただ太郎 委員長  なしと認めます。  それでは、各会派の意見をお願いします。 ◆鹿浜昭 委員  2件とも継続でお願いします。 ◆長井まさのり 委員  同じく2件とも継続です。 ◆はたの昭彦 委員  2件とも採択でお願いします。 ◆長谷川たかこ 委員  2件とも採択でお願いします。 ○ただ太郎 委員長  これより採決いたします。  本件は、継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。
          [賛成者挙手] ○ただ太郎 委員長  挙手多数であります。よって、継続審査とすることに決定いたしました。  次に、(10)受理番号6を単独議題といたします。前回は継続審査であります。  執行機関、何か変化はございますか。 ◎支援管理課長 前回、他地区のスクールアシスタントの研修制度についての調査という要望がございました。  現在、各地区から回答が得られましたので、次回の文教委員会に報告をさせていただければと思っております。 ○ただ太郎 委員長  それでは、質疑に入ります。  何かございますか。 ◆長谷川たかこ 委員  どれぐらい今集まっているのか、何件ぐらい。次回だとあまりにも先が長過ぎて、私も来月から決算特別委員会があり、これ質疑していこうと思っていたので、早くに資料を頂きたいのですが、大体どういう状況か、詳細教えていただければありがたいです。 ◎支援管理課長 現在、23区のうち19区から回答を得ております。今、4区連絡をしておりますが、取りあえず19区の集約は終わっております。 ◆長谷川たかこ 委員  分かりました。また個別にいろいろと御相談させていただきます。  前にあった医療的ケア児の陳情の件とも重なってくるのですが、スクールアシスタントの医療的ケア児支援のための指導看護師を確保されたと。この間、私、代表質問で提案をさせていただいたら、回答として、指導看護師の確保は本年度区立保育園の看護師中心に8名が研修を受講して確保となりましたというお話をいただいております。  この代表質問をするに当たって、いろいろな施設の方々とヒアリングをしていますが、そちらの民間事業者の方が、指導看護師の方も自分たちのところはできますよというお話もあったところです。  この代表質問の御回答を民間事業者の方もお聞きして、本当にありがたいことで前進しましたねと。この代表質問がなかったら、この状況は全く把握できていませんでしたというお話がありました。  こういうことというのは、ちょっとずれますけれども、医療的ケア児の会合とかにどんどん発表していかなきゃいけないのではないかと思うのですが、実際に今運用されている会議体の中でも御報告がなかったようですが、次回の医療的ケア児の会議体にも是非のせていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎支援管理課長 次回につきましては、必ず報告をしたいと思っております。 ◆長谷川たかこ 委員  あとは、スクールアシスタントについて、技術的サポートが可能かどうかの確認をしていきますと。民間事業者がこのスクールアシスタントとタイアップした形で指導看護師ができるかどうかの確認をしていきますという話ですが、確認しなくてもできるのではないかと思うのですが、どこに確認をされるのですか。  回答が、技術的サポートが可能かどうかの確認をしてまいりますと。技術的なサポートは可能だと思われますが、何をもってこの回答になっているのかよく分からないのですが。 ◎支援管理課長 指導看護師につきましては、今、2年ぐらいたっていますので、まだまだ十分とは言えないと思っております。民間の方々のノウハウは十分持っていらっしゃいますので、御意見等も伺いながら指導看護師を増やしていければという意味で、確認という言葉を使わせていただきました。 ◎教育長 今、こういう医療的ケア児の対応も含めて、民間の方がそういったお力を割いていただける人的な余裕があるのかどうかという部分も併せて確認させていただきたいということで、そういう御答弁をさせていただいたところでございます。 ◆長谷川たかこ 委員  実際に療育施設にお伺いして所長とお話をしましたところ、積極的にやっていきたいというお話でした。その代表質問を書きましたら、実はこういう形で区立保育園の看護師中心に8名が研修を受講してなっていますという御回答があり、医療的ケア児の会議体にそこの療育施設も入っているにもかかわらず、この情報は区から流されていないわけです。  だから、そこで所長はすごく驚かれて、今回の代表質問でこの御回答いただいたというのは、初耳ではあるけれどもとてもありがたいことで、積極的に自分たち民間事業者が乗り出してやっていかなきゃいけないことを区がもうやっていたのですねと。それにプラスアルファ、自分たちも更に頑張りたいと。  そういうやりたいという強い希望があって、私もこの質問を書いておりますので、是非、民間事業者のお力を借りていただきたいと思います。いかがでしょうか。 ◎教育長 会議体を持ちながら、なかなか情報共有ができていなかったということで、大変申し訳ありません。  今後、情報共有をしながら、御協力いただけるところについては是非御協力いただけるように進めていきたいと思います。 ◆長谷川たかこ 委員  今回のこの件を見ても、情報共有ができていなかったのだなと。区として一生懸命、国から示され、きちんと会議体つくっているにもかかわらず、区が独自に水面下でやってしまっていて、そこの会議体に携わっている事業者の人たちの思いとは全然別個に動いていらっしゃるというのが明確に分かったので、そこはしっかりと、会議体を区が主導で築いていらっしゃるわけですから、しかも頻回にやっていらっしゃるわけですから、そういうところで、区としてこういうことを考えているとか、事業者としてどういうことを考えていらっしゃいますかということをきちんと拾い上げるような会議体にしていただきたいと思います。強く要望いたしますが、いかがでしょうか。 ◎教育長 課題解決を自分たちの手で何とかやってしまおうと思ったことが、こういう結果につながったのかなと思います。  日頃、同じ課題に向かって解決をしていくために共同体、会議体を設けておりますので、今後、いろいろ難しい問題があれば、相談させていただきながら進めていきたいと思います。 ◆長谷川たかこ 委員  是非、よろしくお願いいたします。 ○ただ太郎 委員長  ほかに質疑はございますか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○ただ太郎 委員長  なしと認めます。  それでは、各会派の意見をお願いします。 ◆鹿浜昭 委員  継続でお願いします。 ◆長井まさのり 委員  継続でお願いします。 ◆はたの昭彦 委員  採択でお願いします。 ◆長谷川たかこ 委員  採択でお願いします。 ○ただ太郎 委員長  それでは、これより採決いたします。  本件は、継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。       [賛成者挙手] ○ただ太郎 委員長  挙手多数であります。よって、継続審査と決定いたしました。  次に、(11)受理番号10を単独議題といたします。  最初に、追加署名の提出がありましたので、区議会事務局次長から報告をお願いします。 ◎区議会事務局次長 本陳情につきましては、9月28日付で1,388名の追加署名の提出があり、合計で2,844名になりましたので、御報告いたします。 ○ただ太郎 委員長  新規付託であります。  執行機関の説明を求めます。 ◎学校運営部長 請願・陳情説明資料の2ページを御覧ください。  受理番号10 公立小中学校の給食費無償化を求める陳情についてでございます。  陳情の趣旨は、記載のとおりでございます。  内容及び経過のうち、項番1には、学校給食費が保護者負担である根拠として学校給食法第11条を、項番2には令和4年度における学校給食費についてお示ししておりますので、御確認をお願いいたします。  3ページの項番3には、全額無償化した際の年間経費の見込み額をお示ししております。表にありますとおり、全児童・生徒に要します学校給食費の合計額は約24億1,100万円です。  一方、生活保護や就学援助をはじめ、項番4に記載のあります既存の公費負担額の合計額は約9億8,600万円となっております。  したがいまして、全額無償化した際の公費負担の増額分は、現時点で約14億2,500万円と想定されます。  なお、4ページ、項番5にありますとおり、現時点において23区内での学校給食費無償化を実施している区はありませんが、葛飾区が、令和5年4月から区立小・中学校の給食費無償化に向けて準備をしていくと発表しております。 ○ただ太郎 委員長  それでは、質疑に入ります。 ◆長井まさのり 委員  私の方から何点か質問させていただきます。  無償化した際の年間経費は約24億円、また、無償化した際の公費負担の増額分も記載のとおりでございますが、この公費負担、小学校25円、中学校31円ということで、うち5円は時限措置となっています。  令和2年度から1年ごとで継続してきたかと思いますけれども、確認ですが、来年度についてはいかがでしょうか。 ◎学務課長 コロナや物価高騰がまだまだ続いている状況でございますので、来年度もこの時限措置の5円については続けてまいりたいと思っております。 ◆長井まさのり 委員  また、令和4年度現在、食材費高騰に伴う支援として、揚げ物用の油、小麦製品、パン、麺とあります。まだまだ物価高騰しておりまして、食材費高騰これからも注視していかなければいけないと思います。  現在、ほかに高騰している食材等はあるのか。物流関係等も影響してくるかと思いますが、そうしたことは何かつかんでいますか。 ◎学務課長 様々な食品が上がったり下がったりというところがございまして、学校給食の原材料費の中では、何とか今運用ができている状況になっております。  ただ、次年度に向けては、運送に関わります熱の費用ですとか、例えば牛乳、牛が食べる飼料の高騰があるということなので、来年そのあたり影響が出てくるのではないかと思っております。 ◆長井まさのり 委員  そうしたことも踏まえて、更なる支援も必要なのかなという思いがいたします。  現時点において、無償化を実施している区はないと。ですが、葛飾区が令和5年4月からの区立小・中学校の給食費無償化に向けて準備していくと、そうした報道発表がございました。  他自治体で、無償化に向けて現在準備を進めているところはあるのか伺います。 ◎学務課長 23区では、葛飾区以外は今のところ情報入っておりませんが、近隣のところでは、市川市が来年度から全面的に無償化するということで報道発表されております。 ◆長井まさのり 委員  市川市ですか、たしか人口が20万人ちょいぐらいですかね。  また、我が党の代表質問において、将来的な財政負担の見極め慎重に検討すると、そうした答弁がございました。各会派にも同じように答弁があったかと思いますが、いつ頃までに検討して、判断していく予定をしているのか伺います。 ◎学校運営部長 具体的な時期は決めてございませんけれども、他自治体の状況とか、あるいは実施したところの財政状況がどうなのかということをよく見極めながら判断していきたいと考えてございます。 ◆長井まさのり 委員  仮に無償化したときに、無償化に向けての環境整備であったり、システム整備等含めて、どういったものがあるのか伺います。 ◎学務課長 全く財源が変わってきますので、システム関連が必要なのかどうか。また、学校での事務のやり方、この辺がどの程度変わるのか。そういったものを含めて検討が必要ではないかと考えております。 ◆長井まさのり 委員  分かりました。長引くコロナ禍を踏まえて、食材費高騰への支援策として、しっかり慎重に検討を進めていただきたいと思いますので、要望して終わります。 ○ただ太郎 委員長  ほかにございますか。 ◆はたの昭彦 委員  今、御説明あったとおり、無償化した場合の公費の負担の増額分が14億2,000万円余ということで、我が党の浅子議員の代表質問に対しては24億円余りの年間経費を見込んでいるということだったのですが、追加費用については、今、御報告があった金額ということで改めて確認させてください。よろしいでしょうか。 ◎教育長 追加経費については、14億円ということでございます。 ◆はたの昭彦 委員  今回、区の方で就学援助の基準を1.1倍から1.2倍に引き上げるということで案が出ていますけれども、これが実現すると、更に公費の負担の増額分は減ると思うのですが、そういう認識でよろしいですね。 ◎教育長 おっしゃるとおりでございます。 ◆はたの昭彦 委員  先ほど御報告あったように、追加署名も合わせて2,844名ということで、この短期間に本当に多くの区民の方が学校給食の無償化を求めていると。やはりこのコロナ禍もあって、また市場の円高もあって、本当に生活が厳しくなっているということの現れだと思います。  私たちのところにもいろいろな声が届いていまして、確かに足立区は、第2子半額、第3子以降の全額無料、補助ということが実現をしているけれども、子どもが3人いるある御家庭のお母さんは、確かにそうなんだけれども、公立学校に通っている子どもは1人しかいないので、給食費の負担が年間5万円を超えるということで、本当に家計に対して負担が重くなっていると。  更に、就学援助を受けていない家庭でも、今のコロナ禍、物価高騰の中で、食材費を削って家計をやりくりしているという隠れ貧困と言われる事態が広がっているという声が届いているのですが、そういった認識は区におありでしょうか。 ◎教育長 今回こういった追加署名もあるということを踏まえますと、各御家庭で様々な努力をして給食費をお支払いいただいているのだなということは、感覚的には理解しているところでございます。 ◆はたの昭彦 委員  それで、陳情の説明にあったように、私たちがこれまでも繰り返し学校給食の無料化を実現すべきだということを求めると、区は、今、報告あったように、学校給食法第11条第2項を理由に、学校給食については保護者負担だということで拒否をしてきたわけです。  この学校給食法第11条というのは、学校教育における教育負担の割合というか、どこの部分を施設側が負担をして、どの部分を保護者が負担をするか、負担をどういうふうに分けるかという根拠であって、全額自治体が補助することを学校給食法で否定しているわけではないと思うのですが、いかがでしょうか。 ◎学校運営部長 国も、否定をしているものではないと明言をしております。 ◆はたの昭彦 委員  更に、学校給食法第2条の中では、学校給食の7つの目標ということで、例えば日常生活における食事について、正しい理解を深めて健全な食生活を営むことができる判断力を養い望ましい食習慣を養うですとか、学校生活を豊かにし、明るい社交性及び協同の精神を養うと、こういうことを含めて、学校給食の7つの目標を定めているわけです。  更に、文部科学省は、学校給食の意義と役割というところで、学校給食には学習の教材の役割があると。  正に、文部科学省や国は、給食というのは食育、教育の一環であるということを認めたと思うのですが、いかがでしょうか。 ◎学校運営部長 私どもも、重要な学習教材として食育に力を注いでいるところでございます。 ◆はたの昭彦 委員  そこからすると、やはり憲法が定めているように、学校給食は無償が原則というところに区としても立場として立つべきだと思うのですが、いかがでしょうか。 ◎学校運営部長 この学校給食法第11条にありますとおり、保護者に負担を役割分担として求めていくということで、今のところ進めているところでございます。 ◆はたの昭彦 委員  そこは負担の割合を決めているだけであって、自治体が全額補助することを否定しているわけではないわけですよ。  それで、私、今回の葛飾区の学校給食無償化に踏み込んだという読売新聞の記事を見て、私は、葛飾区の青木区長の考えに非常に感動しました。青木区長は何と言っているかというと、子育て負担の軽減が区の最重要課題だと強調しているわけです。  今、こういったコロナ禍の中で、将来、この国を、足立区を担う子どもたちが豊かに育っていくために、ここを区の方針の最重要課題に置くんだと。確かに、足立区は子どもの貧困対策は頑張っていますが、そういうところでない、更にもう少し上のところの支援は十分ではないと思います。  やはり自治体として、こういった葛飾区の青木区長のような立場に立って、こんなに多くの方たちが求めている学校給食の無償化に早く踏み出すべきと思うのですが、改めていかがでしょうか。 ◎教育長 御趣旨もよく分かりまして、子育て支援についても、区として取り組んでいかなければいけない重要課題であるということも十分理解しておるところでございます。  ただ、毎年14億円の追加の経費が出るということについては、まだまだ昭和30年代の学校施設も残っている、また様々な教育施策で経費も掛かっているということも、併せて十分に考えなければいけない課題であると認識しております。 ◆はたの昭彦 委員  今、全国で学校給食の無償化に踏み出している自治体が毎年増えているわけです。やはり子育ての意義を大きく自治体の中で位置付けているというのがあると思います。  経費は確かに今おっしゃるとおりだけれども、葛飾区も区の負担は毎年17億円。足立区と葛飾区の財政を比べると、足立の方が積立金は非常に多くあるし、財政規模も大きいわけですよ。  今、いろいろな部分で投資的経費などもすごく膨れ上がっていますけれども、区の施策の優先順位を考えれば、こういった子育て支援こそ最重点に置いていくべきだと。最重要課題として区の在り方を切り替えていくべきだということを強く申し上げて、質問を終わりたいと思います。
    ○ただ太郎 委員長  ほかに質疑はございますでしょうか。 ◆鹿浜昭 委員  我が会派も、せんだっての代表質問で無償化を進めるべきということで質問させていただいた次第で、この給食費無償化については、検討していただきたいという強い気持ちは持っております。  ただ、今、教育長からもあったように、年間14億数千万円の費用が掛かってしまう。これは本当に大きな財政支出ということになって、1年限りではなく、途中でやめることもできない。毎年掛かってしまうということで、せんだって、NHKのニュースでも取り上げておりました。  そんな中で、NHKも22区のアンケートを取ったみたいです。足立区は未回答ということで8区の中に入っていて、予定していないという区が13区ありました。検討していくというのが世田谷区で、世田谷区は今検討しているそうです。  足立区も間違いなく検討はしていただけると思いますが、その辺はいかがでしょうか。 ◎教育長 これも本会議の御答弁でお話をさせていただきましたけれども、やはり莫大な経費も掛かるということも十分に踏まえて、慎重に検討させていただきたいと考えております。 ○ただ太郎 委員長  ほかに質疑はございますか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○ただ太郎 委員長  なしと認めます。  それでは、各会派の意見をお願いします。 ◆鹿浜昭 委員  継続でお願いします。 ◆長井まさのり 委員  継続でお願いします。 ◆はたの昭彦 委員  やはりこれだけ多くの区民の方が求めている。特に足立区はお隣の葛飾区に隣接しているということで言うと、隣接している地域のお父さん、お母さんやお子さんたちは、すぐ隣の葛飾区は無償なのに何でうちは給食費が発生するんだと、自治体の在り方を如実に肌で感じるわけですよ。  そういう意味で、こういった声をしっかり受け止めて、財政的に確かに大きな負担ですけれども、今、区の財政状況、あるいは今後の見通しを考えると、決して負担できない金額ではないと、使い方の切替えも含めて思いますし、こういった声に応えて、子育て支援に進むべきだということを求めて、採択を求めたいと思います。 ◆長谷川たかこ 委員  他区の動向をしっかりと見ていただきながら、検討していただきたいと思います。継続でお願いいたします。 ○ただ太郎 委員長  これより採決いたします。  本件は、継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。       [賛成者挙手] ○ただ太郎 委員長  挙手多数であります。よって、継続審査と決定いたしました。  次に、(12)受理番号11を単独議題といたします。  本請願は新規付託でありますので、執行機関の説明を求めます。 ◎こども支援センターげんき所長 請願・陳情説明資料の5ページでございます。  件名、受理番号11 中途養育者に関わる支援を求める請願でございます。  所管部課名、記載のとおりでございます。  請願の要旨でございますが、子連れ再婚家庭であるステップファミリーや里親など、途中から養育者が交代している子どもが少なくないにもかかわらず、何の支援もないのが実情であることから、中途養育者専用の相談窓口の設置など、中途養育者に関わる5つの支援を要望する内容でございます。  内容及び経過の項番1、東京都内における里親委託についてでございます。  都内には、虐待など様々な理由で親元で暮らせない子どもが約4,000人おりますけれども、(1)の表の上のところにございますとおり、令和2年度末で約1割の405人の子どもたちが里親の下で暮らしております。  6ページの上のところ、(2)のとおり、こうした里親への支援として、児童相談所児童福祉司ですとか、養育家庭専門員の訪問などによって相談支援を行っております。  項番2は、ステップファミリーについてでございます。  (1)ステップファミリーの定義でございますが、京都府発行のパンフレットからの引用ですけれども、「子どもと一緒に結婚や同居してできた新しい家族、家庭のこと」と説明をされております。  (2)その実態でございます。ステップファミリーがまだ統計的には把握されていないことから、人口動態統計などの数値を参考に、一定割合で存在していると考えられております。  (3)足立区におけるステップファミリーからの相談対応につきましては、こども家庭支援課における子育てに関する相談の中で対応しており、主訴に応じて関係各機関につなぐなどしております。  また、(4)実父母以外の父母による児童虐待相談の令和2年度の状況でございますけれども、都内の件数割合が全体の2.1%、足立区では2.9%となっております。 ○ただ太郎 委員長  それでは、質疑に入ります。  何か質疑はございますか。 ◆長谷川たかこ 委員  今、御説明があった6ページの(3)足立区におけるステップファミリーからの相談対応ですけれども、主訴に応じて関係機関につなぐなど対応しているというのは、一般的にちょっともやもや感があって悩みの初期の段階でのつなぎには、絶対になっていないと思います。  主訴に応じて関係機関につなぐように対応しているというのは、明らかに児童虐待とか、何かしらの家庭の暴力とか、警察沙汰になったとか、そういうところまでいかないと、役所の関係機関につながるというのは絶対にあり得ないことだと思いますが、いかがでしょうか。 ◎こども家庭支援課長 長谷川委員のお話のとおり、例えばDV的なところであると、そういうところにつないだりするという状況でございます。  基本的には、こども家庭支援課の対応というのは、お話を聞きながら、解決策を一緒に考えながらというところで対応しておりますので、私たちの中で対応し切れない部分、より専門性のあるところについてはつないでいるという状況でございます。 ◆長谷川たかこ 委員  ここで述べている内容というのは、そこまでいかない前段階、結婚したばかりで中途から養育に携わるパートナーが子育ての経験がないというところで、一般家庭以上に支援が必要なわけです。そういう部分で、初めての子育てで、最初の段階ですごくつまずきやすい部分がたくさんあるわけです。そこが是正されれば、虐待とか離婚とかにはつながっていかないと思うのです。  この間の代表質問でも話したように、社会的養護下の養育家庭とか児童養護施設職員には、中途養育に関わる研修や学習の機会があるわけです。既存でこういうものがあるのであれば、それをステップファミリーに応用することは簡単にできると思います。  是非、こういう既存のものをステップファミリーに置き換えて、研修制度というのを足立区として新たに構築していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎こども家庭支援課長 児童養護施設の職員と養育家庭への研修制度ですが、実は私ども範疇外でございまして、内容がよく分かっていないところがありますので、そのあたりは私たちも研究してみたいと思っております。  ただ、私どものところに来る相談というのは、いろいろバラエティーに富んでいるというか、多種多様にわたっているところで、その中の一部の方がステップファミリーというふうに認識しているところでございます。 ◆長谷川たかこ 委員  そこの論点からいくと、どうしても生きづらさがある御家庭の話じゃないですか。私たちが求めているのは、生きづらさのある家庭の話ではなくて、再婚してこれから子どもを育てようといったときに、片方のパートナーが子育て経験が全くないといった段階で、必ずどこかで自分のしつけ、思い込み、固定観念で子どもにごり押ししてしまう、その手前の段階で検証していただいて、子育てとはこういうものなんだよというのを子育てしたことのないパートナーにしっかりと示して、一緒に子育て、うまく協働作業でできるような、そういう支援を行政側につくってもらいたいという気持ちでこの請願を書いているので、そこの意図を酌んでいただきたいのです。  さっきから話していると、虐待家庭とか生きづらさのある御家庭、困難さのある御家庭に対しての支援の話しかしていないので、そういうところの支援だけではなくて、本当にハッピーな状態で再婚しました、だけれども片方の相手のパートナーは子育て経験が全くない状況で子育てをしなきゃいけない、そういう状況下に置かれたパートナーに対する支援を是非行政主導でつくっていただきたいという内容なので、そこをきちんと踏まえて支援を構築していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎こども家庭支援課長 どういった場合でも、子育ての中ではいろいろな場面に出会うことがあって、十人十色の状況がございます。  私どもの方では、イライラしない子育て講座等々やっておりますが、その中の一部でもあるのかなという認識はしております。  ここに特化しての必要性というところについては、そんなに実は相談件数がないものですから、そのあたりも踏まえながら、今後の研究課題かなと思っております。 ◎教育長 先ほど御紹介いただいた養護施設での研修の内容、私も不勉強で申し訳ありません。中身も見ておりませんので、その内容を確認させていただいて、今の行政の中でどういった形でできるのか、検討させていただきたいと思います。 ◆長谷川たかこ 委員  相談件数がないというのは、相談する窓口が機能していないから相談に行かないんですよ。機能していないところに誰が相談に行くのでしょうか。  子育てする中で、虐待まではいかないけど物すごいもやもや感を持っている大人が、相談窓口が明確にされていない役所に相談に行く人などまずいないと思いますが、そこいかがですか。 ◎こども支援センターげんき所長 確かに、我々、虐待ですとか具体的な展開になって初めて気付く、それで初めて相談になる、支援になるというところになりがちだということは、長谷川委員御指摘のとおりだと思います。  長谷川委員おっしゃった,もっとその前のもやもやのタイミングのところでしっかした支援が必要ではないかということと理解しますが、まだまだ我々分かっていないことも多々ございます。  先ほど御指摘いただいた既存の研修ですか、その中にもそういったもやもや感があるところを支援できるような仕組みもあるということでございますので、是非、我々それを研究といいますか、中身をしっかり確認させていただいて、それをしっかりターゲットを絞って発信できるのか、そういった方に向けて講座として展開できるのか、そういったところを検討させていただきたいと考えております。 ◆長谷川たかこ 委員  それは、ネウボラの支援事業の枝葉が分かれていく一つのものだと思います。だから、これはこれで独立でとかではなくて、子どもを産み育てやい足立区をつくるためにはどうするのか。フィンランドを模倣したネウボラ事業を国は進めている。それを予算を付けてくださっているので、足立区は一昨年から手を挙げてその事業にいろいろと着手するようになってきましたけれども、その一環としてステップファミリーもあり、そういう支援もしていかなきゃいけない。  相談窓口も明確にうたってもらわないと、普通の一般的な大人は、ちょっともやもや感あるから役所へ行ってきますなどという人は誰もいませんので、是非そこをきちんとつくっていただきたい。  相談がないというのは、そういう相談窓口さえもないし、明確に機能されていない。だから、みんな相談に行かないわけであり、相談件数がないから困り事がないという結論に結び付けたらそれは間違いなので、是非そこをしっかりと考えていただきたいです。  それから、子育て家庭にアンケートとか、学校関係や役所の方からも出されていると思いますが、その中にステップファミリーなのかどうかという項目も是非入れていただきたいと思います。そういう仕掛けをしていくことが必要だと思います。  要は、既存のアンケートの中にステップファミリーかどうかという項目も是非入れていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎教育長 繰り返しの答弁になってしまいますが、私どもまだまだ勉強不足の部分がありますので、少し研究をさせていただきたいと思います。 ◆長谷川たかこ 委員  もっと更に言えば、子ども家庭部長のところで、この間子育てについてのちょっとしたアニメ化されたパンフレット、以前から私がいろいろな事業者でこういうのを作っているんですよとお見せしていたと思いますが、それが成果物として出来上がっていたということで、すごくうれしかったのですが、ああいう冊子を使ってステップファミリー編というのを作るのが、皆さん受け入れやすいと思います。  まず第一歩で、そういうところ、子ども家庭部長が旗頭になって作ってくださると、皆さんもうれしいのですが、いかがでしょうか。 ◎子ども家庭部長 いろいろなパンフレットなども作っていますけれども、今、御提案いただいたような内容については、私ども先ほどから御答弁申し上げておりますとおり勉強不足のところもあり、また、各自治体の様々な取組、優れたものもあるかと思いますので、そのあたりしっかり把握させていただきながら、よりよいものにしていくように進めていきたいと思っております。 ◆長谷川たかこ 委員  全国的に調べているのですが、ステップファミリーについては、支援が乏しくてほとんどないのが現状です。だから、足立区からつくっていただきたい、足立区でつくってそれを全国に広げていただきたいという思いでこの請願を出していますので、是非これを機に、皆さん全力でお勉強していただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○ただ太郎 委員長  ほかに質疑はございますか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○ただ太郎 委員長  なしと認めます。  それでは、各会派の意見をお願いします。 ◆鹿浜昭 委員  継続でお願いします。 ◆長井まさのり 委員  継続でお願いします。 ◆はたの昭彦 委員  長谷川委員の方から、勉強していただくということで、私もこの陳情が出たときに、中途養育者に関わる支援ということでどういう問題があるのかなということで、区の作った「こどもの養育者が交替するとき」という冊子を読ませていただいて、こういう問題があるんだなということが分かりました。  今回の陳情については、ステップファミリーと親族による養育、里親というふうに、途中からの養育者といってもいろいろなタイプがあるけれども、支援の内容についてはここの1から5に関わると。僕は、さっき区の方の説明があったようにいろいろな支援、いろいろなパターンがあってということだと思うけれども、この陳情は同じ中途養育者とくくっているものだから、余計分からないなと思いました。そういう意味では、今後、勉強していかなきゃいけないなと、これから更に深めていく必要があると思いました。  ということで言うと、今回は継続にさせていただきたいと思います。 ◆長谷川たかこ 委員  採択でお願いします。 ○ただ太郎 委員長  それでは、採決いたします。  本件は、継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。       [賛成者挙手] ○ただ太郎 委員長  挙手多数であります。よって、継続審査と決定いたしました。  以下の審査に直接担当でない執行機関の退席を認めます。       [執行機関一部退席] ○ただ太郎 委員長  次に、所管事務の調査を議題といたします。  (1)児童虐待防止に関する調査を単独議題といたします。  何か質疑等はございますか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○ただ太郎 委員長  なしと認めます。  次に、(2)令和4年度地方都市行政調査についてを議題といたします。  本件の最終的な決定については、前回の委員会の中で正副委員長に御一任をいただきました。  正副委員長で協議した結果、調査する都市と施策につきまして、石川県金沢市の金沢型学校教育モデルの取組について、石川県かほく市のかほく市幼児造形事業の取組について、長野県上田市の幼保小中連携の取組についてに決定し、議長より委員派遣の承認をいただき、視察地から受入れの了承もいただいております。事務局の随行は、調査係田代係長、庶務係井戸川主任です。  なお、詳しい日程等につきましては、後日各委員宛て通知いたしますので、よろしくお願いいたします。  また、調査終了後の調査報告書の取扱いにつきましては、正副委員長に御一任をいただきたいと思いますので、御了承をお願いいたします。 ○ただ太郎 委員長  次に、報告事項を議題といたします。  (2)から(5)を教育指導部長より、(6)から(8)を学校運営部長より、それぞれ報告をお願いします。 ◎教育指導部長 それでは、報告資料の4ページをお開きいただきたいと思います。
     令和4年度「全国学力・学習状況調査」の調査結果について御報告をいたします。  実施日、対象学年、科目等につきましては、4ページに記載のとおりでございます。  5ページ以降、このテストの結果を国の平均との比較という形でグラフで御覧いただけるようになってございます。  小学校の方は、国語、算数、理科、この3教科とも国の平均を上回る結果になってございます。  また、7ページの方へ移っていただきますと、中学校でございます。国語が若干国との差をマイナス方向に広げられてしまったというところはございますが、数学は前回令和3年度並みに踏みとどまったということ、また、8ページ御覧いただきますと、理科でございますが、前回よりも国との差を縮めることができたという形になってございます。  続きまして、9ページ、小学校社会科副読本改訂委員会の作業開始についてということでの御報告でございます。  「わたしたちの足立」が、今まで入っていた区の歴史や伝統に関する部分がざっくり落ちてしまったという御指摘をいただきましたので、ここを復活させるような形で、今年度と来年度にかけて見直しを行っていくというものでございます。  特に区の歴史・伝統に係る項目につきましては、以前扱っていたものを9ページの方に列挙してございます。これをベースに、ここから取捨選択しながら、あるいは新しい項目を追加しながら検討をしていきたいと考えてございます。  10ページには、今年度のスケジュール、改訂委員会の構成、そして今年度に係る経費の見込み等を記載してございますので、お読み取りをいただければと存じます。  11ページを御覧ください。  「令和4年度第1回学校生活及びいじめに関するアンケート調査」の御報告についてでございます。  3の結果概要のところを御覧いただきますと、「相談できる人がいる」という項目が、マイナス0.4ポイントということで、ここが少し減ってしまいました。  また、4つ目の未提出のところがプラス55件ということで増えてございます。  12ページの方へお進みいただきまして、今後の対応の箇条書きの一番上のところ、「相談できる人がいますか」というところが減ってございますので、ここについて実態はどうなっているのか追加調査を実施していきたいと考えております。  また、その箇条書きの一番下のところですけれども、アンケートの未提出者につきましては、教員が電話連絡等で個別に聞き取りを行っておりますが、今後もこうした取組を続けていきたいと考えているところでございます。  16ページまで飛んでいただきたいと存じます。  国家賠償請求訴訟についてということでの御報告でございます。  7月20日に東京地裁から訴状が送達をされました。当事者、原告、被告、相被告、資料に記載のとおりでございます。被告が連帯して210万円余を支払えという中身でございます。  請求の原因でございますが、原告側の児童が休み時間に階段から転落をして、骨に損傷がいくようなけがをしてしまった。これに対して教員が当時適切な対応を取らなかった、あるいはそのそばにいた児童が仮病だということで中傷するような発言をしたといったことが請求の原因ということでございます。  弁護士等の指導助言を受けまして、適切に対応してまいりたいと考えてございます。 ◎学校運営部長 続きまして、報告資料17ページを御覧ください。  足立区育英資金検討委員会委員についてでございます。  現在の足立区育英資金検討委員でございますけれども、項番1の表に記載されている9名の方々となっております。学識経験者の方々には、学生に対する学資金や修学助成、進学支援施策等に詳しい大学研究者や実践活動家の皆さんに委員をお願いしているところでございます。  委嘱期間は、令和4年8月12日から令和6年8月11日までの2か年となってございます。  続きまして、18ページをお願いします。  件名は、足立区育英資金利用者のアンケート結果についてでございます。  今般、足立区育英資金検討委員会の開催に先立ちまして、区の育英資金利用者にアンケート調査を実施いたしました。  対象者、回答率については、記載のとおりでございます。  調査では、貸付けや償還、返還支援助成、その他について様々な御意見を頂きました。  主な意見を項番3に記載いたしましたので、後ほどお目通しをいただければと思います。  なお、このアンケート結果は、足立区の育英資金検討委員会に報告をし、利用者からの要望や実情に即した制度について検討してまいります。  続きまして、報告資料19ページを御覧ください。  件名は、就学援助認定基準額の引上げについてでございます。  今回、物価高騰が続く中、家計への負担軽減を目的として、就学援助基準額の引上げを行うことといたしたく存じますので、御報告をするものでございます。  実施概要は、項番1にありますとおり、現行の算定倍率1.1倍から1.2倍に引き上げるほか、申請方法、変更時期については記載のとおりで取り組んでまいります。  倍率を1.2倍に引き上げた場合、認定者数が約7%、880人が増加することになります。この倍率引上げに伴い、必要経費として約3,740万円が増額になることから、本議会に補正予算を計上し、御審議いただいているところでございます。  なお、自治体の基準については、項番4にお示ししてありますので、後ほど御確認をお願いいたします。 ○ただ太郎 委員長  それでは、質疑に移ります。  何か質疑はございますでしょうか。 ◆長井まさのり 委員  私の方から、まず、いじめに関するアンケート調査でございます。  過日、読売新聞を読んでおりましたら、読売新聞で調査をしておりまして、教育委員会いじめ担当部署において、全員が教員出身者であるというところが58自治体中53.2%もあったと。身内意識で対応が甘くなるとの指摘がありました。  当区においてはそういうことはないだろうなと思って、区長部局と教育委員会と、それぞれいじめ問題対策委員会、いじめ調査委員会あると思いますが、一応確認のため委員構成について伺います。 ◎教育指導課長 本区における委員の構成ですけれども、まず、教育委員会の方にありますいじめ問題対策委員会の構成ですが、学識経験者、心理士、元警察官、校長経験者、弁護士と、この5人で構成されております。  また、いじめ調査委員会の方ですけれども、こちらの方は3名でございまして、弁護士、学識経験者、それから心理士、この3名で構成しております。 ◆長井まさのり 委員  うちは学識もしっかり入れて取り組んでいるんだなと思います。  この委員会は、常設している委員会なのでしょうか。 ◎教育指導課長 足立区におきましては、いじめ問題対策委員会、それからいじめ調査委員会、両方とも常設で行っております。 ◆長井まさのり 委員  こうした取組は、うちの区は他の自治体と比べて大変進んでいるのではないかと思いますが、その点についてはどうでしょうか。 ◎教育指導課長 どの自治体もいじめ問題対策委員会やいじめ調査委員会は設置しておりますが、臨時で設置するものが多く、本区のように常設しているところはなかなか数は少ないかと感じております。 ◆長井まさのり 委員  また、夏休み休業明けの子どもたちの変化、そうしたものをしっかり的確に捉えて対応していっていただきたいなと、せんだっての文教委員会でも要望させていただきました。  現在の対応状況、特に緊急的に対応しなければいけないとか、そうした案はあったのか伺います。 ◎教育指導課長 長期休業明けにかかわらず、常に、いじめ、トラブルがあった場合には各学校から一覧表を提出するように指導しております。  その中でも、トラブルが続いていたり、なかなか解消しない、重篤であると感じたものに関しては、それぞれ個票を作っております。個票を基に学校への調査を掛けたり、指導主事の訪問をしたりということを定期的に行って、今、状況を確認しているところです。 ◆長井まさのり 委員  その結果概要の中で、「相談できる人がいますか」が0.4ポイント減少ということで、この追加調査の状況であったり、特に小学校1年生が心配な面があるということも聞いていますが、その点についてはいかがでしょうか。 ◎教育指導課長 「相談できる人がいますか」というのが減ったことについて、今、追加調査を掛けている最中でございます。  現在分かっていることは、小学校1年生、小学校5年生、中学校2年生というところがちょっと低くなっているということが分かりました。  例えば1年生に関しましては、保育園とか幼稚園のときにしっかりマスクをして育ってきています。1年生に上がったときに、「相談」という言葉がまず分からないので、大人の人と話をすることができますかと聞いたときに、いや、マスクしているから話しちゃ駄目ですという感覚を持った子もいるのではないかなと感じております。  また、中学校2年生と5年生に関しましては、専門家の意見ですが、思春期の入り口であったり、そういう発達段階にあるというのも一つの要因ではないかと言われています。  ただ、一つ一つの原因についてはしっかり調べていきたいと思いますので、今、学校の方には調査を掛けているところでございます。 ◆長井まさのり 委員  今、小学校1年生ということでありましたけれども、本当に一人一人寄り添って、丁寧な見守り、対応をしていただきたいと思います。  その中で、未提出が387件、プラス55件となっております。本人であったり、家族とコミュニケーションであったり、連絡が取りづらい面も多々あるかと思いますけれども、こうしたところへの追跡といいますか、新たなこういう取組についてはいかがでしょうか。 ◎教育指導課長 この未提出につきましては、それぞれの学校にしっかりアプローチするようにという話はしております。  ただ、担任の方から電話連絡をしたり、家庭訪問をしたり、ポスティングをしたりとあらゆる手を尽くしているところですけれども、なかなかお家とつながらない場合が多い。  そういう場合には、学校だけではなくて、関係機関と連携していかなくては厳しいところがあると感じておりますので、様々な関係機関の協力を得ながら、どうやってアンケートを届けるのか、届けたらそれをどういうふうに回収していくのかというところについて考えていきたいと思っております。 ◆長井まさのり 委員  今言うその関係機関というのは、具体的にどういう機関になりますか。 ◎教育指導課長 様々なケースございますけれども、まず福祉の部門、ケースワーカーにお願いするなど、あとは生活保護担当ケースワーカーにお願いする、若しくはこども家庭支援センターのケースワーカーという形で、いろいろな部署からのアプローチが必要かなと考えております。 ◆長井まさのり 委員  分かりました。また、先ほどいじめの個票を作成しているということがございましたけれども、そのいじめの個票、学校、教育委員会と連携を取りながら対応しているかと思いますが、今その個票の数はどのぐらいあって、そうしたものはデータ管理していらっしゃるのでしょうか。 ◎教育指導課長 うちで集めております一覧表であったり、個票というものは、全てデータ管理しております。  現在、小学校26件、中学校8件、個票を継続で追加調査を掛けているところでございます。 ◆長井まさのり 委員  個票、小学校26件ですか。個票というのはもっと多くなかったでしたっけ。 ◎教育指導課長 説明が不足しておりました。いじめとして挙げられている件数は、それこそ3,000件近くございます。それについては、一つ一つ一覧表になっております。  それと別に、今トラブルが継続していたり、重篤な場合とか、教育委員会で実際学校に行って、保護者であったり担任の先生と対応しているものが、今、申しました小学校26件と中学校8件です。 ◆長井まさのり 委員  分かりました。そうした中で、例えばリストカットなど自傷行為に及んでしまった子どもがいるとも聞いています。しっかり丁寧に寄り添って、継続した支援が必要になってくると思います。  経過観察をしている子どもの人数が、たしか74人と聞いていましたけれども、状況はどうなのか、今どういうサポートをしているのか、確認のために伺います。 ◎教育指導課長 いじめと個票と同じように、自傷行為についても学校の方に報告書を上げるように取組を始めております。  夏休み前の時点で74件ございましたが、現在ですと、101件ございます。  これ様々ございますけれども、関係機関ときちっと接続するであったり、学校がきちっとその子と家庭について見守りをするという意味で、報告書を使って対応している最中でございます。 ◆長井まさのり 委員  夏休み前が74件で、今、その報告書が上がってきて101件ということになっているかと思います。  また、関係機関、医療機関であったり、いろいろな相談先にもしっかりつなげていかなければならないのかなと思いますが、その点についてはどうでしょうか。 ◎教育指導課長 その家庭の状況にもよりますけれども、学校と保護者と連携しながら、病院につながるケース、なかなか病院とつながらなかったり、情報が得られなかったりする場合もありますので、足立区内にある病院の連携室と連携しながら、今、教育指導課の方で進めているところでございます。 ◆長井まさのり 委員  重篤な子どもに対しては、しっかり丁寧に対応していただきたいと思います。  この自傷行為に及んでしまう理由としては幾つかあるかと思いますが、例えば幾つか挙げるとしたら、どんなことが考えられるでしょうか。 ◎教育指導課長 子どもによっても違いますし、なかなか難しいところですが、現在分かっているところでは、家庭内の不和であったり、精神疾患に伴う自己肯定感の低下であったり、数件でございますが、友達とのトラブルが基でというのもございます。 ◆長井まさのり 委員  先ほど101件とありましたけれども、調査をしていく中でまた数も変化してくるかと思います。  お一人お一人にしっかり寄り添って、一人も絶対に死なせない、そういう強い思いでこれから取り組んでいただきたいと思いますが、最後、教育長、いかがでしょうか。 ◎教育長 ありがとうございます。今、長井委員おっしゃられたとおり、本当に命が一番大事な状況ですので、万が一のことがないように、教育委員会としても関係機関と連携をしながら、しっかり丁寧に寄り添って取り組んでいきたいと考えております。 ◆長井まさのり 委員  最後に、もう1点だけ。育英資金でありますが、返済支援助成ということで、足立区での2年度分納税の要件がきついというアンケート結果でございましたけれども、例えば卒業して社会人の一員となって、地方であったり、区外へ転勤する場合もあるかと思います。そうした場合の対応についてはどういうふうになるのでしょうか。 ◎学務課長 この返済支援の助成ですけれども、10年以内というところがございますので、その10年以内にどこかのタイミングで足立区に帰ってきていただければ、この2年分の納税というところで何とかできるのではないかというのは一つ考えております。  また、そのほかの方法については、様々いろいろな方面から検討しているところでございます。 ◆長井まさのり 委員  10年以内に帰ってくるケースがあればよろしいですけれども、帰ってこれないケースがあったときに、またそういった対応はどうするのかということを聞いていきます。  しっかり検討を進めていただきたいと思いますので、お願いいたします。 ◆水野あゆみ 委員  私からも端的にお伺いいたします。  さっきのいじめの関連ですけれども、私のところにもいじめで不登校になったという相談も中にはありまして、不登校だからこのいじめに関するアンケートを提出できないということでほったらかしてはいけないなと思います。  この15ページの表を見ても、不登校で回答に至らなかった子たちが187名いるということで、今、予算も付いて1人1台のタブレット端末もしっかり配備されているはずなので、これはタブレットを使ってでも提出していただけたらなというのが私の思いです。  先ほどもリストカットとか、そういった相談も実は私のところにも入っていますので、そういったことがないように、しっかりとこういったいじめアンケートも使って、アンケートを出してもらうということだけが全てではないですけれども、それを機会にしっかりとやり取り、そういうコミュニケーションを取る道具としていただければなと思います。  ここで、特に不登校187名のうち、タブレット端末が行き渡っていない家庭というのはどれぐらいあるのか、ないのか伺います。 ◎教育相談課長 この人数に関してということでは分からないですが、今現在、不登校のお子さんでタブレット端末が行き渡っていない人数については、今ちょうど調査を掛けているところでございますので、また分かり次第御説明させていただきたいと思います。 ◆水野あゆみ 委員  しっかり調査の後、行き渡っていないところには総出で行き渡らせるようにしていただければと思います。  あと育英資金のところでありますけれども、回答の中に、主な意見として、貸付けではなく給付にしてほしい、また、保証人2人立てるのが難しい、そういう内容がありました。  私のところにも、前から相談があるところでありますが、今後の方針のところに、現状と要望を伝え実情に即した制度に検討していくという答弁ですけれども、区としてはどういう方向に持っていくのかお伺いしたいのですが。
    ◎学務課長 現在、貸付けの方もどんどん希望者が減ってきているという中で、このような意見も頂いたところで、できれば貸付けではなく給付という方法にすることで、保証人が不要になりますので、保証人を2名立てることもなくなるというところで、給付の方向で今検討しているところでございます。 ◆水野あゆみ 委員  給付ということで、いつからその給付というのは始める予定でしょうか。 ◎学務課長 可能な限り早く検討を進めておりまして、来年度の4月から入学される学生に適用できるように、今、準備を進めております。 ◆水野あゆみ 委員  分かりました。周知もしっかりしていただければなと思います。  あと、19ページの就学援助認定基準の引上げのところですけれども、ここも個別受付ということで一斉に配布は行わないということですけれども、これは自分でそういう知らせを見てというか、どういうふうにやっていくのでしょうか、お知らせについては。 ◎学務課長 年度当初は、申請書も全部セットにして全員にお配りしております。  ただ、今回、年度途中ということもありまして、個人情報をお渡しすることになってしまいますので、今回は、認定額が引上げになりましたよということで、そのお知らせを学校を通して、在学している児童・生徒全員にお渡しする予定でございます。  それをもって、保護者の方が申請をしていただくというふうに考えております。 ◆水野あゆみ 委員  では、恐らく880名いるだろうという方たちに個別に通知するわけではないのですね。 ◎学務課長 おっしゃるとおりでございます。 ◆水野あゆみ 委員  要望を言えば、是非、個別通知していただきたいなと思いますが、これは難しいのでしょうか。 ◎学務課長 学務課で全員の所得状況を把握しているわけではございませんので、このターゲットを絞って通知するということが難しい状況でございます。 ◆水野あゆみ 委員  分かりました。申請の状況を見て、あまりにも880人と遠い状況なら、また考えていただきたいなと思います。  最後ですけれども、社会科の副読本の件ですが、10ページを見ると、5,650部と経費の見込みの中に入っていますが、これ対象者はどの学年になるのでしょうか。 ◎教育指導課長 これは小学3年生が対象になっております。 ◆水野あゆみ 委員  分かりました。かなり分厚いですよね。すごく分厚くて重いものだなと、今現在のものはそういうふうに思うのですが。 ◎教育指導部長 現在、144ページほどになっておりまして、どちらかというと社会で使う地図帳よりちょっと薄いぐらいの感じで作っております。 ◆水野あゆみ 委員  これ令和5年3月に小学校へ納品と書いてありますが、恐らく令和6年からデジタル教科書も検討されていると思いますが、そういった中ではデジタル本というのは御検討いただいていないのか、その状況を伺いたいのですが。 ◎教育指導課長 今、全力で改訂を進めております。資料をいっぱい集めているところで、冊子を作るので手いっぱいで、実はそのデジタルというところまで頭が及んでおりません。  また、この改訂を進めながら、どういう形ができるのかというのは考えていきたいと思います。 ◆水野あゆみ 委員  先ほど来ありますけれども、ランドセルが本当に重いという問題がありますので、少しでも軽くなるように、こういう重たい副読本こそデジタル化が必要かなと思いますので、要望いたします。 ◆はたの昭彦 委員  1点だけですが、いじめに関するアンケート調査の報告の4番の結果と分析の中で、相談先、その他が増加しているという中で、具体的にはオンライン上の友人とかスマホが増加をしているという記述があります。  今、オンラインというか、LINEとか、事件に巻き込まれるみたいな報道が増えているわけですけれども、何らかの対策が必要かと思いますが、それについてはいかがでしょうか。 ◎教育指導課長 おっしゃるとおりで、ここの増加は非常に実は危惧しております。  正にSNS上でつながっている、要は匿名や偽名を使っている人たちと相談しているケースも多々ありますので、そういうところの情報を信じないということであったり、会いに行かないとか、本当に具体的なところで指導していかなければいけない。セーフティー教室であったり、様々なものもありますが、タブレットも配付していることですし、そこについてはしっかり指導していく仕組みをつくっていきたいと考えております。 ◎教育指導部長 若干の補足ですが、SNSの危険性については、今、取り組んでいます生命の安全教育の中でも盛り込んでいきたい項目の一つと考えています。 ○ただ太郎 委員長  ほかにありますか。 ◆にたない和 委員  何点かございます。まず、4ページ、学力調査についてですけれども、これの活用について教えてもらえればと思います。  ベンチマークというのは非常に重要だと思いますけれども、この全国学力調査自体を更に更に生かしていくためにも、ほかのところでもいろいろな要素というのは見れるのかなと思います。  例えば国立と私立と比べれば、公立で入学試験がないのでそこの差は出てくるとしても、同じ公立の中でも、トップとビリみたいな部分というのは出てくるわけで、そこで一番上の方の同じ公立という土俵の中で、どういった教科書を作っているのか、どういった学校側への支援やっているのかみたいなところもいろいろ参考になってくるのではないかなと。  プラス、調査を行うと必ず国の方で調査報告書というのをまとめられて、調査報告が出てくるわけですから、その中に指導のポイントであるとか、アドバイスであるとか、どういった傾向になっているかというのも出ているわけで、そういったものは、各教員は活用したり、読んだり、研修などでやっていたりするのですかね。 ◎教育政策課長 まず、全国的な傾向、国立、上位層、下位層ということですけれども、それは国の方で、ある程度地域状況と学力状況を見ながら、厳しいんだけれども頑張っている学校をヒアリングしながら調査してまとめていたりしております。  そのあたり、私どもも参考にしたりする部分と、あと何でしたっけ、もう1点。 ◆にたない和 委員  同じ公立で規模ごとにも調査結果というのはまとめられていたりするじゃないですか、そういうのはどうですか。 ◎教育政策課長 調査結果については、全校にお知らせしているとともに、我々としても、学校ごとに状況どうなのかというのは比較しながら、意識調査と学力の状況などを細かく分析しながら、学校ごとに特徴をとらまえて、学校訪問のときに、学力はこうだけれどもというような形で活用しております。 ◆にたない和 委員  それは区内の個別の学校にそれぞれの指摘としてという形で、全国的なものと比べて、探るみたいなものとか研究されていたりするのですか。 ◎教育政策課長 全国値との比較になりますと、大きな値になりますけれども、領域とか設問ごとに全国値と比べて、全体的に頑張っているんだけれども設問によっては落ちている部分があったりします。そういった状況を分析しながら、授業改善に生かしているという状況です。 ◆にたない和 委員  私もそれが気になって、同じ公立という土俵で同じぐらいの都市規模でということで調べたりしても、個別具体的にどこの学校と出ているわけではないので、これ出してもらったらいいのになとは思うのですが、それは議員側も調べなくてはいけないし、執行機関側も研究していかなくてはいけないものなのかなと思いますので、活用できる範囲があれば是非やっていただければと思います。  もう一つ、いじめの調査について質問させていただきたいのですが、先ほど三千幾つの件数の中から、そこから更に重篤度に合わせて個票を作っているという話があったと思いますが、それの基準みたいなものは何かあるのですかね。  例えば今のこの調査で言うと、「悪口を言われた」から、事象自体も重篤度がそれぞれ変わってきているとは思いますが、どういった基準でやっているのか、一律のルールみたいなものがもしあるのであれば。 ◎教育指導課長 これは基準というよりも、子ども同士で嫌な思いをしたとか、トラブルになったとか、そういう事実があった時点で、いじめとして認定して取り上げているものです。 ◆にたない和 委員  以前も、令和3年度の春ぐらいに同じように質問させていただいたとき、広く浅くデータに引っ掛かるように小さなことでもピックアップしてというのが三千幾つというところがあったのですが、そういった形でちょっとの変化でも引っ掛かるようにしていただくというのは非常に重要だと思います。  前回も同じように質問させていただいたのですが、例えば悪口を「言われた」なのか「言われる」なのかでも、結構違ってくると思うのです。単純に、生きていく中で悪口言われないでずっと過ごしてきたという方がむしろまれなぐらいで、逆に言うと、悪口を「言われた」というのだったら単発で終わったんだなと思いますが、「言われる」という要は継続される、例えば暴力を「振るわれた」、「振るわれる」なのかという部分、結局のところ、そのたった一文字で重篤度はすごく変わってくると思うのです。  その中で、前回も質問させていただいたのですが、この事象の調査項目の中で、継続期間というのは何か調査できない理由みたいなものはあるのですか。前回ちらっと要望させていただいたのですが、例えば物を取られるとか、仲間外れ、無視とかいろいろ載っているじゃないですか。それがどの程度の期間行われているものなのかというのは、やはり調査項目として載せた方がいいと思うのです。  例えば「無視された」のか「無視される」なのか、相手が単純に気付かなくてもそれは無視になりますからそれはレーダーに引っ掛かってきますけれども、継続的に数か月にわたってずっと無視されているのか、1回無視されたことがありますなのか、それは非常に重篤度に関わってくるものなので、できればいじめに関するアンケート調査については、その事象があった期間についても載せていただきたいと思うのですが、いかがですかね。 ◎教育指導課長 このふれあい月間でやっている調査の項目につきましては、基本的には東京都が示しているものに準じてやっております。  それぞれの学校では、当然、「悪口を言われた」とか「物がなくなった」ということについては、細かく何日の何時から起きて、どこまでがこういう形で友達とトラブルがあってという記録は取っております。  なので、これが重篤に変わってきたときに、我々が学校から取り寄せているいじめの個票という先ほど26件と出したものの中には、それが詳細に書かれるようになっております。 ◆にたない和 委員  では、3,300件それぞれに期間は把握しているということでよかったですか。 ◎教育指導課長 基本的には、3か月間何も起きなければそこは解消としておりますけれども、その3か月以内であったり、更に継続しているものについては、確実にそこは記録をしているところでございます。 ◆にたない和 委員  分かりました。では、そっちの方で補っているから、別にそこの期間はこのアンケート調査で取る必要はないということですね。 ◎教育指導課長 あまりアンケートを立て続けに取ると、子どもたち慣れてしまってなかなかというところがあるので、毎年取っているものについては年に3回取っております。  そこを一つの区切りとはしていますが、必要に応じて、例えばSCの面談であったり、様々な形で行動観察と面接法というのを併せて使っております。あとは、調査法というこの3つで完成するのですが、これをうまくバランスよく使いながら、子どもたちの状況を把握している状況です。 ◆にたない和 委員  では、浅く取るので別にここのアンケートには載っていないし、このアンケート自体が東京都でやっているというところで、それを補完するように足立区としてもしっかりと取り組んでいるということですね。分かりました。ありがとうございます。  最後、18ページ、育英資金の利用者アンケートについて教えていただきたいのですが、確認ですけれども、17ページ、この委員の中で実際に奨学金借りて返している人というのは何人ぐらいいらっしゃるのか、確認も含めて教えていただきたいのですが。 ◎学務課長 委員の方でということでございますか。 ◆にたない和 委員  そうですね。今回、育英資金検討委員会委員について。 ◎学務課長 委員の方ですけれども、お一人、御自身のお子さんが奨学金を借りて返していたという方が入っていらっしゃいます。  実際奨学金を借りていた方たちの声を聞きたいということで、次の18ページで、足立区の育英資金の貸付けですとか償還、また返済支援助成を使われている方に対してアンケートを取らせていただいて、その方たちの声を基に検討を進めているところでございます。 ◆にたない和 委員  毎度毎度言わせていただきますが、やはり委員の中に、子どもが返しているではなくて、自分が実際に利用してみてどういうふうに困ったのかというのは、やはり誰かに相談するわけでもないし、それに対して誰か助けを求めるわけでもない。現に私自身困っていましたけれども、誰かに助けを求めたりもしたかと思うのですが、やはり当事者が入るというのが一番有益なものだと思いますので、次の機会でも、是非、委員の選定の中に入れていただければと思います。  アンケートについてちょっと気になったのが、保証人を2人立てるのが難しいというのがあったのですが、これについては現行の制度も同じなのですかね。昔の制度だから2人必要だったということなのか、それとも今も保証人2人立てなくてはいけないのかというのはいかがでしょう。 ◎学務課長 現行の制度が貸付けとなっておりますので、保証人が2名必要となります。 ◆にたない和 委員  今後も、その2名というのは引き続きやっていくというところなのか、それともそこも含めて検討していくのかというのはどうですか。 ◎学務課長 保証人が必要とならないように、貸付けではなく給付の方向で考えております。 ◆にたない和 委員  給付になるから、保証人2人というのは、制度自体が変わっていくから別にこれ自体は問題ないと。 ◎学務課長 にたない委員おっしゃるとおりです。 ◆にたない和 委員  例えば今返している中で、返済が滞ってしまったり、これからは給付に変わるから別にそこは問題ではないと思いますが、これまで借りてきて、幾ら幾ら返していかなくてはいけない、途中で困ってしまった、それで保証人というふうになってしまう方が出てきた場合、どういった対応になってくるのか。片一方は給付で、片一方は貸付けだという形でなっていくのか、そこについて教えてもらえますか。 ◎学務課長 貸付けの制度を御利用された方につきましては、その制度の方は変わりませんので、着実に返済をしていかなくてはいけなくなります。 ◆にたない和 委員  分かりました。そこの救済策みたいなものは、議題にのっかったりしますかね。今後、育英資金の委員会の中で。 ◎学務課長 今、見直しを掛けているのが、新しい制度ということで、この貸付けの部分を給付にですとか、あと返済支援助成がございますが、こちらをどうするかというところで話合いを進めております。  現在、社会人になってしまって返済している方、この方たちの部分については、今回、検討の対象にはなっておりません。 ◆にたない和 委員  やはり利用していた方の気持ちを考えると、途中から貸付けから助成の方向に変わっていったので、今まで借りていて、今、一生懸命返している方にとってみるとちょっと気持ちがあれかなというところもあるので、もちろんそれを全部撤回するというわけではないですが、その中でコロナにおいて困ってしまったり、社会情勢変わってきていますので、途中で状況が変わって何かしらの救済策みたいなものが必要になってきてしまった場合に、今まで借りている人たちの気持ちも是非とも酌んでいただいて、いろいろ検討していただければなと思います。 ◎学務課長 抜本的な対策ではないと思いますが、今、コロナの対策ということで、1年間猶予ということを連続でやっております。苦しくなった方に対しては、そういった制度も御案内しております。 ◎教育長 今、育英資金につきましては、検討委員会の中で御検討いただいて、最終的には条例を変えてということになりますので、今、給付型の方向では検討しておりますけれども、今後、議会に御承認いただいて進めさせていただこうと考えております。 ◆にたない和 委員  よろしくお願いします。 ◆鹿浜昭 委員  私は、いじめの件で質問させていただきます。  今、にたない委員から、継続性、「殴られる」、「殴られた」という言葉の一文字が違うと大きく影響するということで、ちょっと気になったので質問させていただきたいのですが、このアンケート、年に3回取られているかと思います。2月、6月、11月と。これは以前と変わらずに数年続いているのかと思います。  今のいじめられた子、A君ならA君でもいいですが、それが3回に及んでその継続性をチェックしているか、確認しているか、ちょっと教えてください。 ◎教育指導課長 その3回の間にあるから継続ということではなくて、事象が起きたときから3か月の間に繰り返しやるのかどうか、まず、ここがポイントになってきます。その間に解消したとしても、例えば1回目で出てきた、2回目には出なかった、3回目で出たということは、これは継続になります。  そういう意味では、しっかり継続して見ていくという体制はできているかと思います。 ◆鹿浜昭 委員  そこがすごく気になったもので、これからも続けていっていただきたいと思うし、そこを重点的にチェックしていただくというのが必要かなと思うので、よろしくお願いしたいと思います。  それと、さっきの未回収の件ですけれども、387件あったということで、55件増えたということですが、これは1年前の332件に対してということだと思うので、令和4年の2月は635件、倍まではいかないけれども多かったというのは、これは何か原因があったのかな。 ◎教育指導課長 これは、一人一人聞き取ったわけではないので確実ではないですが、やはりコロナ禍でオンラインでやったというところで、なかなか学校とつながりが持てなかった子たちが戻ってきたというケースも多々聞いております。そういう中で、オンラインならということで、家庭とつながらなかったところもつながったケースもあります。  あとは、学年が変わっているので、中学3年生がどのくらいあったのか、今度入ってくる小学校1年生がどうなのかというところまで調べてみないとはっきりは分からないですが、そういうところに要因があるのかなとは考えております。 ◎教育指導部長 補足ですけれども、資料の13ページを見ていただきますと、未提出、経年のグラフが出ています。  6月の調査のときはいつも数字が下がって、そこから徐々に上がっていって2月に最高潮を迎えて、また学年進行とともに6月のベースに戻るというような、こんなサイクルを繰り返しているところです。 ◆鹿浜昭 委員  今、アンケートも、方法が2月の時点では変わっていたということかと思うけれども、以前に、学校ではアンケートも見られてしまうので家に持ち帰ってやっていくという方法に数年前に変えて、それからずっとアンケート方法というのは変わっていないのかな。 ◎教育指導課長 変わっておりません。 ◆鹿浜昭 委員  では、取りあえずそんなに大きな問題もなく、子どもたちもやりやすいというか、アンケートを書きやすいという方向で理解させていただきます。  その上の段ですが、未回収の内訳の中で、全員回収、1名、2名、5名、10名、11名以上というのは、令和4年2月のリモートは別個にしても、これはクラス単位ということですか。どういう意味なのか。 ◎教育指導課長 これは区内全体の数でございます。 ◎教育指導部長 学校全体の中で未提出が11名以上、そういう捉え方です。 ◆鹿浜昭 委員  その学校で11名以上が8校あったということですか。  ちょっと気になったのが、今のアンケート方法で、これもいじめにつながっていると思うけれども、いわゆるいじめっ子が「おまえ、アンケート出すなよ」とか、そういうデータというのはないですか。脅しでアンケート結果出すなよと。  よく分からないけれども、学校によって未提出の学校が継続して多いのか少ないのかよく分からないけれども、その辺のデータというのは取られているのかな。今の件と絡んでいるけれども。 ◎教育指導課長 まず、1点目の「書くなよ」というような脅しがあったというのがもし発覚した場合には、教育指導課あげて学校に行って、どう指導するかというところでやります。それは絶対に許さないです。  学校ごとの継続かどうかというところですけれども、そこについても追加調査はしております。どの学校がどうなのかというのは、今、データがございませんので言えませんが、しっかり学校の傾向というのはつかんでおります。 ◆鹿浜昭 委員  よろしくお願いします。 ○ただ太郎 委員長  ほかに質疑はございますか。       [「なし」と呼ぶ者あり]
    ○ただ太郎 委員長  なしと認めます。 ○ただ太郎 委員長  次に、その他に移ります。  何か質疑等ございますでしょうか。 ◆はたの昭彦 委員  先ほど学校給食費の陳情の意見開陳の中で、私、足立区で「負担できない金額ではない」というところを、「負担できる金額ではない」と言ってしまったもので、委員長におかれましては議事録の訂正をお願いいたします。 ○ただ太郎 委員長  今のはたの委員のことにつきましては、精査して対応させていただきたいと思います。  ほかにございますでしょうか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○ただ太郎 委員長  なしと認めます。  それでは、これをもちまして文教委員会を閉会といたします。       午後4時26分閉会...